大日本印刷、バリューデザイン、ユニアデックスがプリペイドカード導入支援の海外事業開始

— 国内実績No.1の「クラウド型ハウスプリペイドカード運用サービス」をアジアで提供 —

  • ニュースリリース

2015年03月03日

事業展開/協業・提携

大日本印刷株式会社(以下:DNP)、株式会社バリューデザイン(以下:バリューデザイン)、日本ユニシスグループのユニアデックス株式会社(以下:ユニアデックス)は共同で、企業が自社ブランドとして発行するハウスプリペイド(電子マネー)カードのクラウド型運用サービスについて、海外向けサービスを3月3日に開始します。
 
3社は、アジアを中心とした海外市場で「クラウド型ハウスプリペイドカード運用サービス」を拡大させていきます。

【海外向けサービス開始の背景と概要】

汎用的なプリペイドカードの普及が進む中国や東南アジアを中心に、企業独自のハウスプリペイドカードの事業拡大を目指して、DNPとバリューデザイン、ユニアデックスは共同で「クラウド型ハウスプリペイドカード運用サービス」の提供を開始します。
 
DNPとバリューデザインは2009年3月に業務・資本提携し、小売業や飲食業などのさまざまな企業向けにハウスプリペイドカード関連のASPサービスを提供してきました。バリューデザインは、「クラウド型ハウスプリペイド運用サービス」を406社28,103店舗(注1)に導入しており、国内シェアNo.1(注2)となっています。

今回3社は、「DNPハウスプリペイド決済サービス VALUE TACTiX®(バリュータクティクス)」の実績をベースとして、海外向けサービスを共同で提供開始します。
 
本サービスの販売やハウスプリペイドカード導入時のコンサルティング、カード製造、プロモーション施策などのワンストップサービスをDNPとバリューデザインが企業に提供し、ユニアデックスは、アジア各国の関係会社(注3)と連携し、システムの導入、保守サポートを担当します。また、本サービスは、日本語・英語・中国語・韓国語に対応し、通貨としてバーツ(タイ)、シンガポールドル、人民元(中国)、ウォン(韓国)に対応(注4)しています。

  • 注1) 海外含む、2014年12月時点の実績
  • 注2) ICT総研の2月23日発表「ハウスプリペイドカード市場に関する調査」では国内シェア42.8%
  • 注3) インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、中国、マレーシア、ベトナムの7ヵ国に関係会社を保有
  • 注4) バリューデザインは2012年5月よりアジア展開を行っており、現在、韓国、中国、シンガポール、タイにてサービスを展開中

【「DNPハウスプリペイド決済サービス VALUE TACTiX」について】

VALUE TACTiXは、プリペイドカードの残高管理を行うクラウド型サービスです。店頭に設置したカードリーダーで残高の加算・減算が行えるほか、パソコンやスマートフォンなどから会員向けWebサイトにアクセスして残高を確認することもできます。生活者が通販サイトでプリペイドカード決済を行う場合は、カード番号とPIN(個別認識用番号)を入力するだけで、残高の範囲内で商品を購入できます。

【価格(税抜き)】

VALUE TACTiX

初期費用:100万円~、月額運用費:15万円、

カードへの入金・利用時の金額に対して1%課金

  • 上記金額には、ポイントサービスやCRM分析などの機能は含まれません。
カード費用 磁気カード1万枚作成の場合、1枚当り50円前後

【今後の取り組み】

サービス開始当初は、シンガポール・タイ・中国を中心としてサービスの提供を開始し、順次エリアを拡大していきます。3社は、本サービスの提供とカードの製造・販売、その他関連サービスの提供によって、2015年度で売上3億円を目指します。
 
なお、3月3日(火)~6日(金)に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2015」のDNPブースで本サービスを紹介します。

【VALUE TACTiXの概要図】

  • VALUE TACTiXは、日本国内における大日本印刷株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
大日本印刷株式会社 本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
株式会社バリューデザイン 本社:東京 社長:尾上徹 資本金:6億8,207万円
ユニアデックス株式会社 本社:東京 社長:入部泰 資本金:7億5,000万円

以上