Top Leading Talk Feature Story Case Study Inside UNIADEX Learning Back Number
NexTalk image メールマガジン購読のお申込み
Case Study
2007年5月29日号


「ネットワーク上の情報共有で、現場主義新聞社へ。」導入事例
陸奥新報社様


テラバイトオーダーの情報資産コントロールを安全に、柔軟に、スピーディーに、効率的に。
このバックボーン構築を地元密着型で実現した。
新聞社の資産は情報。その効率的な活用のために、記者、本社、支社・支局がワンプラットフォームで情報共有できる環境へ。相互連携によるユビキタス化ヘ。このコンセプトを支えるのが、IPネットワーク基盤とデータベース環境の再構築だった。
  社会の動きに密着し、広く深く情報を収集し伝える新聞。その最先端を 担うのが記者であり、記者から送られて来た情報を整理し編集/紙面 構成を行なう整理部である。この最前線業務を担うのが、6カ所の本支 局を拠点に活動する120名のスタッフ。その記者の任務は、情報に肉迫 することであり記事を作ること。したがって、いつでも、どこからでも、 積み重ねられた関連情報を活用し、精度の高い記事を構成することで あり、本社スタッフの業務は、記者による記事の時系列的検証と編集 業務の効率化。さらに、読者からの問合せなどへの迅速な対応にある。 これまで陸奥新報社では、これらの作業を属人的に行なっていたが、 それぞれの本来の業務への集中力と精度の向上を目指し、ネット ワーク上における情報活用環境へとシフトしたのであった。そのために、 ネットワーク基盤の新構築とデータベース環境の再構築。さらに、記者 ノートPCのシンクライアント化によるセキュリティ強化やシステムの 継続性を実現するITシステム環境の実現へと動いたのであった。


Needs
 
蓄積された記事情報を資産として共有したい。
記者から整理部門まで、情報を中心に、一貫した業務を行ないたい。
膨大な情報容量のトランザクション処理に耐えられるDB環境を構築したい。
アクセス環境の安全性とオープン性を両立したい。
陸奥新報社 様

Solution

“今”に注力するために、アーカイブ資産を活用する体制へ。
新聞社の資産であり活力の源となる情報。その 取材/収集と裏付けに力を注ぎ、報道へとつなげる ことが新聞社の任務といえる。しかし、あらゆる事象 は時系列的な相互関係の中で発生することも多い。 “今”を掴み伝えるための記者にとって過去の状態 までも把握しながら今を思考するということはか なりの負担となると言っても過言ではないだろう。 こうした課題の是正に対し、「陸奥新報社には発足 以来の記事や写真が、あらゆるジャンルに渡ってアー カイブされ資産となっている。この情報資産を単に ストックするだけでなく、積極的に活用することで 事象の継続性を捉えやすくし、“今”を報道するため に注力することができる。また、記事を紙面という “商品”に編集する際にも効率的な制作が可能となる。 そのために、ITシステムを駆使したいと考えた」と 石岡氏。このIT環境構築のために、各セクション からメンバーを集中。約1年の検討期間を経て、 “現場型”ITシステムの構築へと向かうのであった。


ネットワーク上で資産活用へ。FLETSグループアクセス導入。
これまでのアーカイブは、担当者がスクラップ・ストッ クを作成し、検索にも時間がかかったと言う。その 結果、アーカイブされた情報は資産としての活用力 が弱かったことも事実である。「記事や写真をアー カイブすることが目的ではない。使えてこそ資産で あると言える。その“集める、まとめる、引き出す”と いう行為が属人的であることには疑問があった。 なにより省力的/効率的ではない。現場が必要とす るものは現場がダイレクトに活用できるべきだ」と 考えたのである。そのために、記事データベース/ 画像データベースを再構築。その情報資産をネット ワーク上で活用できる環境の構築へ動いたと言う のである。そのネットワーク環境となったのが、 100bps規模のFLETSグループアクセスによる VPNであった。このネットワークの特徴は、完全社 内ネットワークとしてのみ適用され、CISCO製L3 スイッチ3台を配置することによって120名の対象者、 5カ所の本支局からのアクセスをコントロールする のである。


現場主導型新聞社の根幹を担うユビキタス環境&シンクライアント。
VPN上のアーカイブ資産を安定的に動かすために、 各システム(Linux)にWebサーバー機能を持たせ、 5テラバイトオーダーのトランザクションに耐えら れる規模となっている。また、記者/部門からの アクセスはFTP Serverを経由。いつでも、どこから でもアクセスを可能としたのである。言い換えれば、 ワンプラットフォーム上で、各記者やカメラマン、本社 整理部門が、それぞれ情報の出入り口となりシナジー 効果を生み出す、ユビキタス環境が構築されたので ある。これこそが、陸奥新報社が目指す、まさに現場 主導型の新聞社体制の基盤だと言える。また、記者 側のノートP C のサポートはセンター集中的に リモートコントロール。アプリケーションもシンクライ アント設定。すべてをブラウザ経由のネットワーク上に業務環境を構築する徹底ぶりである。


安全性と継続性を考慮したシステム構築。
アーカイブの活用において留意せねばならない課 題が、情報アクセスへの認証であった。「複雑な認証 システムによるガードではなくシンプルに考えた。 つまり、物理的に外部とのシンクロがない状態である。 総務系や広告系などの基幹/営業系のシステムと は切り離し、さらに、オープンなインターネット環境 を経由するのではなく、VPN環境によるネットワー ク構築の最大の理由がこれ。もちろん、クリックすれ ばアクセスが可能になるのは危険。そこで、IDとパス ワードによる基本的な認証は行なっている。むしろ、 そうした投資負荷を押さえるために、VPN環境を導 入したとも言える。また、記者のノートPCをシンク ライアント的に構成したのも、万が一の紛失時に センター側でコントロールを可能とするためだ」と 石岡氏は言う。さらに、「なにより気にかけたのは 継続性」だと言う。「肝心の資産活用が止まって しまっては意味がない。そこで、データベースも Web Serverも二重化。Oracle10gの選択もディザ スタリカバリーを視野に入れたためだった」。さらに 「そもそもどんなITシステムであってもメンテナンス は必要。また、今後の変化への追随性も考慮したい。 こうした視点に立った時、IP通信技術、データベース 技術だけでなく、地元対応をしてくれるユニアデックス を選択した意味がある」と語る。企業体制を強固に 変化させ、省力的に、しかし、確実な新聞の提供ヘ向か う陸奥新報社。その活動を支えるITシステムに密着し、 支えるユニアデックスの体制が評価されたのであった。


  陸奥新報社ネットワーク全体構成図

(*) 記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
自治体・企業・人物名は、取材制作時点のものです。


▲ページTOPへ

メールマガジン購読のお申込み 〜真価を起動する〜 UNIADEX - Nextalk