― 北島 ―
「リレバン応援隊」は、信用金庫や地方銀行などの地域金融機関、ユニアデックス、そしてITコーディネータの3者が一体となって推進する事業です。金融庁が2003年3月に「リレーションシップバンキング構想」を発表し、それ以降、各金融機関では「リレバン機能の強化」が進められてきました。その動きに対応し、ITでリレバンを応援しようということで、このほど事業を立ち上げました。
基本的なスキームは、まず、地域金融機関の相談窓口や営業店に取引先企業から寄せられた案件にIT関連の相談が含まれていた場合、地域金融機関がユニアデックスを紹介するという形態です。経営戦略策定が必要な場合は、その企業の業種などを考慮したうえで適任と思われるITコーディネータをユニアデックスが選定し、テレビ会議システムを使ったコンサルティングを実施。IT化の実用までお手伝いするというものです。中小企業がITコーディネータにコンサルティングを依頼した場合、その費用の3分の2を独立行政法人「中小企業基盤整備機構」の「IT推進アドバイザ制度」によって、補助いただくことも可能です。中小企業にとっては負担が少なくてすむ環境が整備されているのです。
― 野村 ―
コンサルティングの際には、ITコーディネータ協会が提供する「IT経営成熟度診断ツール」を使うケースもあります。このツールで「IT経営成熟度」を5段階評価で判定。さらに経営陣と現場責任者との合議によって「重要経営課題の絞込み」を行います。この段階では企業も問題点をさらけ出すことになるため、ITコンサルとはいっても限りなく経営コンサルに近いものがあります。その後、課題を「どうITで解決していくのか」を検討します。中小企業のIT化の成否は、経営陣と現場が「同じビジョン」を「明確に」共有できるかどうかによるところが大きい。そのため合議で「現状の課題」と「あるべき姿」を明確にして、その上で目指すべき姿と現状のギャップをいかに埋めていくか、いわば「IT化のための実行プログラム」を作成して取り組んでいくのです。合議の場に地域金融機関の担当者にも参加してもらえば、融資先企業の経営理解にもつながります。
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