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Feature Story
2008年8月28日号

日本ユニシスグループ主催 【BITS 2008】突撃レポート!! 後半
〜ITウォッチャー 高橋浩子が見て・聞いてきました!!〜

6月4日(水)〜6月6日(金)の3日間に渡り、華々しく開催された日本ユニシスグループ主催のICTの祭典「BITS 2008」。前回のレポートでは、展示・デモコーナーの様子をお届けいたしましたので、後半では、ユニアデックスが力を入れているサービス&ソリューションの各セッションの様子をお届けしたいと思います。

一歩時代の先行くサービス&ソリューションですから、今聞いておけば、近い将来必ず役に立つんだろうなと思えることばかりでした。どのセッションもほぼ満席。みなさん真剣にプレゼンのモニターを見つめ、メモを取る姿が印象的でした。

全セッションの様子をくまなくお届けしたい気持ちは山々ですが、気が遠くなるほど長いレポートになってしまいますので、ここでは「次世代」をキーワードに3つのセッションに絞り込みました。次世代ワイヤレス、次世代コミュニケーション、そして次世代のサポートのカタチ…。さぁ、どんなお話が飛び出すか、乞うご期待です!!



■有線LANからワイヤレス300Mbps時代へ
〜無線LAN新規格“IEEE802.11n”が企業に与えるメリットとは〜
まずは今注目の「次世代ワイヤレスネットワーク」についてのセッションの様子からお届けいたしましょう。広い会場はほぼ満席。スーツ姿の男性陣の中に混じって、若い女性やラフな恰好の青年たちの姿も見えました。やはり時代の先端を行くワイヤレスのさらにその先を行く「次世代ワイヤレス」がテーマですから、若者達も興味津々なのでしょう。

今回のセッションのナビゲーターは、ユニアデックス モビリティーソリューション事業部 モビリティーイノベーション部部長の綿貫一樹さん。1)新規格である「IEEE802.11n」の概要、2)IEEE802.11はどのように企業ネットワークを変えるのか、3)導入のメリットは何か、そして、4)次世代ワイヤレスネットワークを実現する「AiriP(アイリップ)」の紹介---、この4項目について、非常にテンポ良く、しかもアグレッシブに展開してくれました。


次世代ワイヤレスについて熱く語る綿貫一樹さん

■IEEE802.11規格について
みなさんもご存じの通り、現在主流で使われているワイヤレスネットワークの規格は、IEEE802.11aと11gです。どちらも通信速度は最大54Mbpsですが、11nはナント最大300Mbps!!(但し、11n同士の通信に最適化したグリーンフィールドモードで使用した場合)。さすがは次世代規格。まさに驚きの速さです。    

さらに、「MIMO(Multiple Input Multiple Output)」を採用し、複数のアンテナを使用し、異なるデータを同時に送受信できる複数空間ストリームが実現したのです。もちろん、今までの11a/b/gとも互換性があるので、共存することも可能です。劇的に速くなって、しかも無線が届く範囲も劇的に広がり、さらに従来の規格でもちゃんと使える…。11nは、なんて面倒見の良い規格なのでしょう。

綿貫さんは言います。「わずか18年前は、10Base-2や10Base-Tの時代でした。通信速度は10Mbps。もちろんワイヤレスなんてありませんでしたから、クライアントの置き場所によっては、限界までケーブルを引っ張ってみたり…」

本当にそうなんですよね。そんな時代だったのです。それが通信速度は300Mbpsにもなり(10Base時代の30倍ですよ!!)、社内中にくまなく無線網が張り巡らされ、自席はもちろん、会議室や休憩所でもPCが使えるようになる…そんな夢のような環境が現実のものとなっているのです。

■IEEE802.11nが創り出す「次世代企業ネットワーク」とは?!
IEEE802.11nがとてつもなく高速なのはわかりました。でも、速いだけでは企業ネットワークを任せることはできません。気になるセキュリティー面はどうなのでしょう?  

- 綿貫 -
「無線化に伴い、IEEE802.1X認証が適用され、有線よりもセキュアな環境が実現されます」

へぇ〜。線でつなぐよりも安全なのですか。それはスゴイですね。

これまで有線LANではLANスイッチにPCを接続する時に、どの端末か、誰が使っているか、などといったことは管理してきませんでした。ところが無線LANの普及により、セキュリティーが課題となりました。IEEE802.1X認証は、あらかじめ決められた端末以外はネットワークに接続できないように、常に監視し、接続をきっちり管理する規格のこと。無線LANでは、無線電波をキャッチしたと同時に、接続を許可するかどうかを瞬時に判断するので、有線LAN以上のセキュリティーが実現可能なのです。

必要な機械が減るということは、余計な配線もしなくて良いということ。線が出ているのは、せいぜいプリンターなどの最低限機器だけとなり、フロアはいつもスッキリ広々。しかも、どこでつないでも安全に使えるわけですから、言うことなし。さぞや仕事もはかどることでしょう。

- 綿貫 -
「さらに、802.11nは、インフラコストの削減にも有効なんです」

最新技術によるコスト削減?! こりゃ俄然興味が湧きます。スクリーンには1フロア150人、5フロアのモデルオフィスが表示されています。有線LANの場合と無線LANの場合のコスト計算をしていくと、なんと!! 1フロアあたり508万円のコストメリットがあると算出されたではないですか!!



- 綿貫 -
「無線LANにした場合、コア部分には無線コントローラーが必要になるので、有線LANに比べると280万円の追加投資が必要になりますが、フロアごとにかかる費用の差は歴然です。設計費や導入費を合わせて考えると、私が計算したこのケースでは、差額2160万円という数字がはじき出されました。決して小さい数字ではないと思います」

ええええ、大きいです。大きすぎます。 びっくりします。
今の時代、有線と無線では、2千万以上も差が出ちゃうんですね。  

- 綿貫 -
「ユーザー数が増えれば増えるほど、金額の差は大きくなっていきます。だいたい50人規模を超えたところから無線LAN導入のメリットが出てくると思います」  

■フレキシブルワークへの対応
それがこれからの企業が目指すべき道!
さてさて、「速い・安全・安い」という世の経営者さんたちが大好きな三大要素をすべて併せ持つ次世代ワイヤレスネットワーク規格の802.11n。こちらを導入するメリットはコスト削減だけではなく、すでに変わりつつある「働き方の多様化への対応」という、また別の側面でも大きな可能性があると、綿貫さんは熱く語ります。    

- 綿貫 -
「先般、総務省が発表したテレワーク構想では、就業人口の20%をテレワーク化すると発表しました。毎日出社して仕事をする…という従来の就業スタイルが変化してきているんです」

高齢化に伴う雇用延長や再雇用、育児や介護など家族を取り巻く様々な環境、そして多様化する価値観や生活スタイル…。生き方が多様化すれば、それだけ「働き方」も変化するのは自然の摂理。PCや通信機器の性能アップ、ネットワークの進化に伴って、働く「場所」や「時間」にとらわれないワーキングスタイルが出現しています。働き方もどんどん「フレキシブル」になっているんですね。  

自宅でも、出張先でも、バカンス中でも、会社の自席とまったく同じことができるのであれば、働く方としては、こんなに便利でありがたいことはありません。
しかし、セキュリティーや倫理面から言っても、「そうそう都合良くできない」というのが、一般的な今の企業ネットワークの姿なのではないのでしょうか。  

- 綿貫 -
「だからこそ、働き方の多様化に合わせて、ネットワークセキュリティーの考え方を変えていく必要があるんです。今までは「どこから」アクセスしているのかを重く考えていましたが、これから重要になるのは「誰が」アクセスしているのか、ということなんです」

働き方の変化にあわせて、場所、時間、利便性、セキュリティー、使えるアプリケーションなど、様々な現実的な成約をすべて排除して、いつでも、どこでにいても、会社の自席とまったく同じ条件で、同じことがサクサクできる。もちろん安全に------。

まるで「夢物語」のようでもありますが、夢などではありません。現実です。それを実現するのが、ユニアデックスが扱う「ARUBA」というネットワーク製品。豊富なラインアップで、構成も自由にできるそうです。こんなに小さな機械が、安全で使いやすいネットワークを作る要になるなんて、技術のチカラはもうこんなところまで来ているのかと、改めて感心してしまいました。

従業員の立場からいえば、どこまでも便利で使いやすく、そしてその快適な環境を提供することで、気持ちよく働いてもらい、生産性を高め、企業の利益につなげる…。この両者が幸せになる「WinーWinの関係」を支えるのが、技術のチカラなんですね。うーん、素晴らしい!!

貴重なお話、ありがとうございました!!
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