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- 豊福 -
「他の教育系のコンテストは、ふつう「応募」するところから始まりますが、J-KIDS大賞が選考する学校Webサイトは最初から公開情報ですから、わざわざ応募してもらう必要がありません。主催者側が勝手に評価し、賞をさしあげる「勝手選考」スタイルです。極めて斬新だと思っているんですが…(笑)」
ええ。そう思います。J-KIDS大賞は新しいコンテストのカタチなのかもしれませんね。
- 豊福 -
「あまりに斬新すぎて、当初はあまりわかってもらえませんでした。文部科学省にも話しに行ったことがあるんですが、「コンテストって言うのは応募してナンボでしょ」という回答をもらったりして…」
新しいことをやるときは、必ず壁があるもの。しかし、地道な活動が認められて05年には文部科学省、総務省、経済産業省の後援を受け、08年度には第6回目の表彰式を迎えることになったのです。でも、なぜ「応募なし」というスタイルを採用したのですか?
- 豊福 -
「そもそも、学校のWebサイトというものは、生徒や保護者のみなさん、教員や教育関係者といったユーザーを想定して作られるべきですよね。それがコンテストに応募してしまうと、賞を取らんがために作るサイトになってしまう危険性があると思ったんです。FLASHや写真などを多用し派手かつ奇抜に作りあげる、いわば「コンテストの審査員が見るページ」になってしまっては、一般のユーザーをかえって遠ざけてしまいます。つねに、様々な人から見られることを意識してもらうために「勝手選考、勝手表彰」は、いい手段だと思ったわけです」
評価は、地域や関係者に向けて、しかるべき情報をきちんと提供しているかを重点的に見ているため、選考基準のなかではデザインや技術の配点がそれほど高くありません。
- 豊福 -
「なぜかって? 学校のサイトは得意な先生のおもちゃじゃないからですよ」
たとえ、FLASHを駆使してプロ顔負けのWebサイトを作ったとしても、そのほとんどが製作者(ほとんどが担当の先生)の自己満足である場合が多いもの。見栄えやカタチ、デザイン性といった「外見」よりも、まず大切なのは「中身」だ。この内容重視の姿勢はJ-KIDS大賞スタート当初から、今も変わっていない。
- 豊福 -
「Webサイトの中身を問うのは、なかなか難しいものはありますが、校長先生の言葉がちゃんと語られているか、教員達の日々の教育活動をまめに発信しているか、子ども達が情報発信にちゃんと参加しているかなど、幅広い観点から客観的に、しかも誰もが判断できるようなカタチで評価しています」
ところで、実際には「勝手選考、勝手表彰」は、どのような仕組みで動いているのでしょうか? 学校の数も相当なものだと思います。まとめるのはさぞや大変なのではないかと…。
- 豊福 -
「現在J-KIDS大賞の選考対象は全国に18,000校以上ありますが、当初から多くの社会人ボランティアのみなさんに参加していただくことで活動が成立しています」
現在アップされている「選考のようす」には、18,964校が選考対象になり、その全校をボランティアが評定したと表示されています。
- 豊福 -
「関わる人が多くなると、評価の安定性が問題になります。目線がずれると評価も変わってしまうので、「これがあると何点」というように、細かく項目別に点数を決め、その合計点で評価していきます。非常にシンプルかつ合理的な選考方法だと思っています。」
「受賞校は注目されるようになりましたが、コンテストの仕掛け自体には誰も関心を向けてくれないですねぇ」と笑う豊福先生。7年目を迎える今年あたり、今までの活動を多方面から大々的に、評価されて欲しいものです。 |
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