事例番外編:ユーザーの生の声から考察する真のサービスとは?お客様の情報システム担当者の考えをご紹介します。

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2012年01月17日号

EPISODE:4 バイタルネット様

ユニアデックスが導入やサポートサービスを提供しているユーザーの方々は、日々どのような考えを持って情報システム部門の業務を切り盛りしているのでしょうか?
そして、ユニアデックスをはじめサービスプロバイダーに対しては、いったいどのようなサービスの提供を、あるいはどのようなサポートを期待しているのでしょうか?
「Voice直言実話」で語られるユーザーの声により、真のサービスを考察していきたいと考えます。また読者の皆さんにとっては、他社の情報システム担当者の考えに触れていただく良い機会になることでしょう。




東北、新潟地域で、医薬品、医療器具などの販売ビジネスを展開しているバイタルネット。同社では、64もある拠点のPCクライアント環境を、WAN経由のシンクライアントに移行し、ユーザーに十分なレスポンスを提供するとともにセキュリティーの強化、TCO削減を実現した。同社の情報システムの企画から構築、さらに日常の運用管理業務を担っているVKシェアードサービス 情報システム部の宇留間 隆氏に、常日頃ITサービスベンダーに対して考えていること、さらには今回の東日本大震災を経てITシステムに対する考え方がどのように変化したかについて話を伺った。

Q:ITベンダーにはどんなことを求めていますか?


宇留間氏:ユニアデックスさんからは、現状はよいサービスを提供してもらっています。今後もこのサービスレベルを継続してくれることを望んでいます。この「継続」ということが、大事だと考えます。それと、ベンダーには新しいものが出てきた際には、どんどん提案して欲しいと思っています。ベンダーを採用する理由としては、この提案力も重視しているのです。

今後、今利用しているホストをどうリプレイスするかを考えている最中です。その際にはオープン化、災害対策、システムの冗長化などがキーワードとなります。こういったことについて、最新動向がどうなっているかをどんどん伝えて欲しいのです。我々がさまざまな情報を得るのは、もちろんWebや雑誌などもあります。しかし、それ以外では、東北地域はどうしても情報が遅れがちです。仕方がないので、気になることがあれば自分たちで直接メーカーに問い合わせることになる。そういった方法での情報収集には限界もあります。

ですので、訪ねてくれるベンダーの方から得られる情報というのは、じつは重要です。新しいものを導入したいけれど、それが自分たちの環境に合うものなのかどうなのか。今後はより一層、そういったことをきちんと考えなければなりません。そのために必要となる最新の情報をどんどん伝えてくれることを期待しています。

ベンダーの人たちには、毎日現場に顔をだして欲しいと思います。我々の状況は日々変化します。困っていることは日々変わるのです。その日々困っていることに対して、どうしたらいいかを提案して欲しいのです。さらに我々が気付いていないことにまで踏み込んで提案してくれれば最高です。



Q:日常的なベンダーのサービスについてはどのようなことを重視していますか?


宇留間氏:重要なのは、動きのスピーディーさだと考えています。特に保守に関連する部分については、すぐに現場に来てくれることは重要です。すぐ来て、困っていることに対応してくれる。困っているときにこそ、迅速な対応が求められます。ユニアデックスさんには、現状よく技術者の方々が対応してくれており、ほとんどのことが迅速に対処してもらっています。対応してくれる技術者の方々は、技術力も高く問題もありません。誰が対応してもすぐに問題の切り分けを行い、課題の解決をしてくれます。1つ注文を付けるとすると、仙台は十分な体制があるのですが、東北のその他の地域は若干体制が弱いところもある。少ない人員でよく対応してくれてはいるのですが、できることなら足回りをさらに強化して、より幅広いサポートができるように体制整備をして欲しいところです。



Q:大きな地震に見舞われた仙台で東日本大震災を経験して、ITシステムに対する取り組み方に何か変化はありましたか?


宇留間氏:今回の地震では、幸いにしてセンターのシステムには大きな被害は出ませんでした。とはいえ、およそ3日間にわたり停電があったために、その間はもちろんシステムを稼働することができませんでした。当初もっとも心配していたのは、電源が復旧した際にシステムが正常に再稼働するのかということでした。というのもUPSを入れてはいたのですが、停電があったらシステムを安全にシャットダウンするための予備電源の仕組みではなく、数時間電源を持たせその間に停電が復旧するのを待つという仕組みだったのです。それが地震により予想よりもはるかに長時間にわたり停電してしまい、正常にシステムを停止することができなかった。そのため、電源復旧時に正常に稼働するかが心配だったのです。この経験を経て、災害対策の一環として自家発電機の導入を決めました。

それと、今回シンクライアント化を進めていたおかげで、大きな地震があったにもかかわらず、クライアント端末の被害は最小限で済んだと考えています。シンクライアントのハードは、落下などがあっても壊れるものがほとんどなかったのです。さらに、ユーザーの環境はすべてセンターのサーバーに集約されているので、利用できない拠点が出て臨時に別の場所に移動し業務を再開しようとした場合にも、ネットワークと電源さえ用意できればすぐに業務ができる環境を提供できたのです。

逆に、今回のシンクライアント化でセンターのサーバーにすべてがあるため、よりセンターのシステムは絶対に守らなければならないということを改めて認識させられました。センターの災害対策は、今まで以上に考えなければならないと考えています。ユニアデックスさんには、今回の地震の際にもすぐに駆けつけてくれ、迅速にさまざまなサポートしてもらい感謝しています。今後はさらに、災害対策についてのさまざまな事例などについても、どんどん話を聞かせて欲しいと思っています。



どうもありがとうございました。

※自治体/企業/役職名は、取材制作時点のものです。

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