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P.C.O.がキーワード/ユニアデックスのMSPサービス
上流から下流まで、システム開発のすべてのフェーズに対応する、ユーザーの立場にたった運用管理サービス。

オープン系システムの導入、インターネットへの対応など分散環境が増えるに連れて、ワンストップでの管理が難しくなってきています。サーバーひとつをとっても誰が、どこに、どのベンダーのを、何の目的で設置したか?
ユニアデックスが提供するMSP(統合運用管理)サービスは、Project/Consulting/Operation、すべてのフェーズにおいて、高度に複雑化するシステムの運用管理を可能にします。今回は、ユニアデックスのMSP事業部 吉田部長が、MSPの現状と自社のサービスの特長を説明します。

吉田氏


一人でネットワーク全体を把握することが大変なオープンシステム時代
MSPとはどういうサービスでしょうか?

簡単に言うと、ITにかかわる運用管理、例えばセキュリティーの遠隔監視、サーバーの稼動状況監視、資産管理、マルチベンダー構成の中での障害切り分け/修理ノ等々を代行するサービスです。近年ますます高度に複雑化する、企業システムの運用管理すべてに対応しています。システムやアプリケーションの開発フェーズは、「企画・設計」から「開発」「導入」「運用・保守」となるわけですが、MSPは上流の運用コンサルテーションのフェーズから入って、お客様の状況を把握した上で最適な解決策を提案します。ともすると、ネットワークの性能診断はいかがですか?ストレージのバックアップを管理しましょうか?などと、個別のメニュー売りから入りがちですが、MSPの真の強みは、上流から下流全体の中で、ユーザー自身が捉えきれなくなっているポイントを探りながら対応できるということでしょう。そういう意味では単純な運用管理代行サービスではありません。


お客様の状況を把握した上でのサービスといいますと、どのようなことでしょうか?

最近は分散環境がほとんどですから、目的に合わせた複数のサーバーが稼働しています。さらにネットワークも複雑になっているため、全体を通して見る人がいなくなってきています。つまり、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークなどを誰か一人が全部分かっているのかというと、ここ2〜3年で分からなくなってきてしまっている。IT資産を把握できていない企業が多いのです。ソフトウェアライセンスについても、どこにどんなアプリケーションが入っているか分からないため、ある日突然訴えられてしまいます。ウイルスへの対応、リース状況などの資産管理も同様です。サーバーやプリンターも物理的に分散しているため、運用のプロセスが見えなくなってきている。こうしたお客様にセキュリティー監視はいかがですか?などと個別メニューを提案しても、お客様自身に現状把握を強いることになってしまいます。上流から一緒に探り出し、その結果を踏まえて提案を行うことが重要なのです。
状況が把握できていないと、新たにサーバーを導入する場合の判断基準が難しい。これまでは「導入の必要がある」といえばすぐに導入していたため、ハードウェアばかり増えてしまい、投資対効果が見えなくなっている。複数のサーバーをひとつに統合することもできるわけですが、何がベストなのか分からなくなっているのです。

吉田氏さらに、技術の進歩や要員の教育の問題があります。Windowsに加えてUNIXやLinuxが必要になってくると、扱う人を教育していかなければなりません。企業がこれらを管理できるのか、常に技術の進歩に追い付いていけるのかというと、難しい問題だと思います。
それからトラブルの対応ですが、昨今のサーバーシステムでは、最初はシステムに関係ない部分でエラーが発生し、それが広がっていきます。分散しているためトラブルが広がるまでに時間がかかり、どこで何が起きているのかが分かりにくくなっているのです。その意味で、運用担当者は皆、トラブルに対して不安を持っていますね。
経営的な部分もそうです。運用コストを削減しなさいと命令されても、どこをどうやって削減すればよいのか非常に判断が難しいんですね。


そのような状況に陥る企業が増えたのはなぜでしょうか?

オープン系になって、分散システムが主体になったからだと思います。オープン系は自由な世界ですが、悪い言い方をすれば「各自勝手にやりなさい」ということで、実際にはマネジメントが難しくなってしまいます。企業内に何十台ものサーバーがあり、ネットワークが複雑になっている場合、それは大抵、必要に応じてサーバーを追加してきた結果ですから、計画的に全体構築をしているとはいえません。インターネットを当初から利用している企業はこれに当てはまることが多いですね。ある規模以上の企業になれば、こういった問題が起きているはずです。大規模になればなるほど、何をどうしていいのか分からなくなっているのが現状だと思います。


一緒に勉強しませんか?
他社でも同じようなサービスを提供していると思いますが、ユニアデックスのサービスと他社との違いは?

最初から運用が考慮されていないシステムやアプリケーションは当然稼働してから問題を起こします。問題が起きてからでは遅いため、ユニアデックスでは、開発の段階から参画して運用設計をし、サービスを提供して、保守まで面倒を見ます。全てに対応が可能なのです。このフェーズだけとか、この部分だけというのがありがちサービスだとすると、上流から下流まで全て対応できるのがユニアデックスのセールスポイントだといえます。このため当社は、お客様の主要なITご担当者様と一緒に、「勉強会をしませんか?」というスタンスから入っていきます。
また、メインフレームで培ってきた経験を活かした、ミッションクリティカル系のサービスを得意としています。オーバーサービスに近いと言われますが、ベンチャー企業では対応できないでしょう。
最近ITマネジメントに関してITIL(*1)という、英国政府によって作成された情報システム管理基準に準拠する動きが出てきていますが、ユニアデックスでは、ITILのフレームワークを習得したスタッフも増えています。また、ベンダーフリーの部分も欠かせません。これはメインフレームの時代からのセールスポイントです。加えてセキュリティーに関してですが、ネットワーク監視業務とコールセンターに関して、国内規格のISMS(*2)と国際標準のBS7799(*3)を昨年ダブルで認証しています。

(*1) ITIL:IT Infrastructure Library。運用管理サービスの品質を高めるための、知識・ノウハウを集約したもの。
(*2) ISMS:Information Security Management System、情報セキュリティマネジメントシステム。
(*3) BS7799:英国規格協会(BSI)が発行した、情報セキュリティ管理実施基準ガイドラインを定めた国際標準。
ISMS認証 BS779認証


ユニアデックスMSPサービス


オープン系は色々なベンダーが入っているので、トラブルの切り分けが難しいのでは?

ユニアデックスには、LinuxとかUNIXだけではなく、複数のオペレーティングシステムを知っている人間が多いので、決して難しくはありません。広く浅くといわれそうですが、あることについて深く知っていても、他のことは何も知らない、ということでは複数のOSを組み合わせたシステムの場合、それぞれに何人もの担当者が必要になってしまいます。ユニアデックスでは小さなトラブルだったら一人で、とは言い切れませんが、ミニマムの要員で対応可能です。


そういった話はあまり聞きませんね

吉田氏他社には真似できないでしょうね。これらを組み合わせて提供できるのがポイントです。さらにいえるのが、お客様に対してフレンドリーという目に見えない部分です。実はここが一番のポイントだと思います。メインフレームの時代でも、複数のベンダーのシステムが入っているケースがありましたが、システム間の部分はグレーゾーンとして、どちらがサポートするかということがはっきりと決まっていませんでした。お客様はその部分も面倒を見て欲しいわけですが、各社自分のテリトリーを守って出てきません。契約に書かれていないことは、どんなにお客様に求められても絶対に対応しないベンダーが多い中、私たちはお客様が困っていらっしゃれば見過ごしませんでした。それが今につながっているのかもしれません。システムはお客様と一緒に育てていくものだと思っています。MSPサービスも同じです。


これまでに育てられたMSPサービスの事例などはありますか?

中央官庁の例で、ユニアデックスが設計から運用・保守まで担当していたものがあります。この事例では、新たな事業展開に合わせて情報システムが必要となりまして、最初は小さなシステムだったのですが、現在では全国数カ所にサーバー数十台を設置する規模に育っています。ユニアデックスは上流の部分からコンサルティングで参画し、規模の拡大に合わせたサービスを提供しています。
運用は開発の段階から考えなければならないことが多いので、仕様書から参画する必要があります。そこを怠ると役に立たない運用になってしまうため、上流の開発の段階から入らなければなりません。例えば、各サーバーの能力を計算し考慮した上で、どこに負荷を分散するかなど事前に分かった上でないと運用・保守はできないのです。


MSPを導入すると全体の俯瞰ができて、運用・保守ができるのですか?

俯瞰するというよりも、現状をできるだけ維持した上で最適なサービスを提供する、というのがMSPです。既存のシステムを作り直すなら簡単ですが、現状をなるべく維持することがキーになります。限られた資産をどのようにうまく使うか、それがMSPです。そしてその上で、既存のサーバー構成の組み換え提案などをしていくことで、よりよい投資対効果が出るサービスを提供していくつもりです。


親身で面倒見がいいという、強さ
今後MSPは、どのようなサービスを提供していくのでしょうか?

サーバーを組み合わせることで、効率のよいシステムに移行したいというユーザーの傾向があります。欲しいサーバーをどんどん導入するのではなく、既存のサーバーを組み合わせて使うなど、投資対効果の部分が重視されており、ここ数年の傾向となっています。運用も同じで、そのOSのシステムを運用するには、この製品でなければならないということがなくなってきました。運用についても、常に効率のよい方法を提案していく必要があります。
ユニアデックスでは、ネットワーク、MSP、保守をマネージドITサービスという独自の考え方で提案していますが、最近ではネットワークサービスとMSPサービスが一緒になりつつあります。ネットワークのサービスと同時にMSPサービスが必要になるケースが多くなっており、補完的な関係になってきていますね。もう少しすると別々ではなくなるかもしれません。
現在でも、ネットワークサービスを提供しているお客様にMSPサービスを頼まれたり、その反対のケースも、というように壁がなくなりつつあります。


それもフレンドリーに対応されているのですね

昔のお客さまと会うと「あの時は直接関係ないおたくに助けられたねぇ」などとおっしゃっていただくことがありますが、ユニアデックスは相談しやすい企業という印象があるようです。それだけ頼りにされているのだと思います。
吉田氏ある旅行会社の例ですが、ネットワークに原因不明の障害が多発しまして、お客様が困っていました。直接構築を担当したインテグレーターや保守会社では一向に解決しない中、お客様がたまたまメインフレームの保守を担当していたユニアデックスの日頃の面倒見のよさを覚え下さっていて、相談されたことがあります。すぐにネットワークアナライザーを入れて、非常に短期間で原因を見つけることができました。その後数カ月かけてそのインテグレーターが出してきた結果が私どものものと同じだったということで信頼を得ることができ、定期的なネットワーク診断サービスをご発注いただきました。
メインフレームだとA社はAさんが専任で、というように常に1対1で対応しますが、オープン系の場合、A社はB君、C君、D君と複数で対応したり、リモートでメンテナンスしたりするので、顔が見えなくなっている傾向があるようで、それが原因だったようです。
MSPでも、サービスを担当している者がすべてを把握していて、すぐに対応する体制でなければならないと思っています。お客様に合ったサービスを提供する、お客様のパートナーである、というのがユニアデックスの基本ですから。


MSPの詳細はこちら
→ http://www.uniadex.co.jp/service/managed/msp.html


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