Talk about NexTalk そこまで来ているITのNextを語ろう IT技術の進歩はめざましく、夢のように語られていたストーリーも夢ではなくなりつつある。そこまで来ている次の世界を語りませんか?
購読のお申し込みはこちら

One-stop Talk〜森羅万象はユニアデックスのサービスにつながる!?〜
人が読めない次世代バーコードがもたらす“2006年問題”?

■バーコードの誕生

バーを組み合わせて、コード化するという「バーコード」のアイデアはWoodland氏とSilver氏によって1949年に特許申請され、1952年に権利化された。光学的に線を認識するパターン技術の基礎はここからきている。そして、現在の太いバーと細いバーを組み合わせた、見慣れた「Code 2 of 5」と呼ばれる方式は、1968年に米国で登場する。しかし、市場に浸透するまでにはさまざまな障壁があった。米国に流通システム革命が起こるのは、1970年代の半ばになってからである。

日本では1970年初頭、ハード機器メーカーからバーコードシステムが提案されるが、規格の統一などに時間がかかり、1978年にJANコード(Japanese Article Number)がJIS(日本工業規格)化されて初めて標準化される。当初、導入メーカーのバーコード印刷などの費用負担が大きく、普及には至らなかった。1984年には、POSシステムを全店舗に導入していた(株)セブン-イレブン・ジャパン(当時で2,000店舗)が、商品納入業者に対して、ソースマーキング(製品の製造段階でバーコードを印刷すること)を完全に求めたことにより、POSシステムの普及とともにバーコードが日本の流通業界に浸透していった。

また、導入当時は、バーコードの印刷精度やチェックデジットの計算ミスなどによるトラブルが多発していたが、フィルムマスタの普及と印刷現場におけるバーコード知識の向上、さらに読み取りスキャナの精度アップにより、現在のJANによる13桁のバーコードは流通業界に欠かせない存在となっていった。


■バーコードでのコンビニエンスストア代理収納の開始

1987年に電力会社とコンビニエンスストアが協力してバーコードを料金の収納に利用できるようにした。現在では、請求書発行企業は約3,500社あり、コンビニエンスストアでの収納金額は年間約3.5兆円(総発行請求数の約11%に相当)と推定されている。また、バーコードは家庭用のプリンタでも印字できるようになり、インターネット上の買い物の支払いとして活用されている。

バーコードで表現する情報は、利用料金以外に顧客認識番号・支払い期限などを含むことから13桁のJANバーコードでは情報量が足りず、3〜4個のバーコードが請求書に印刷されなければならない。そのためコンビニエンスストアの店員には、これらのバーコードを順序正しく読み込む操作が求められる。しかし、多品種、多岐にわたるレジの操作の上に、さらに代理収納のための正確な操作を店員に求めることは誤操作を誘発する。時々誤った操作で店員が処理に困り、店長を呼びにいくシーンに遭遇することがある。繁盛店ではそれが原因で長蛇のレジ待ちとなり、売上のロスにつながる。


■バーコードの拡張時代「UCC/EAN−128」の登場

そこで、財団法人 流通システム開発センターが代理収納の受入を実施しているCVS、代行企業(ファイナンス会社など)および電力、ガス、通信関係などの主な請求書発行企業の意見を聴取し、それら企業の意向を踏まえ2002年7月を目途に新システムの導入を図るべく2001年5月「UCC/EAN-128による標準料金代理収納ガイドライン」を取りまとめた。
国際標準となっている「UCC/EAN−128」を利用した1段(1行)のバーコードへの移行により、新たなバーコードの拡張時代が始まった。

このバーコードの採用により一度の読み取りで簡単に操作でき、レジ業務でのミスが大幅に改善される。すでに2002年7月より「UCC/EAN−128」の運用は始まっており、2006年の7月からは、料金代理収納用のバーコードは完全に「UCC/EAN−128」で統一されることとなっている。この運用への完全移行へは、あと丸2年しかない。
木佐貫氏
運用にあたっては解決しなくてはならない課題がある。「現存のコンビニエンスストアのバーコードスキャナーをそのまま利用するため、読み取り幅を変更せず、1回の読み取りで3倍から4倍の情報を詰め込む規格なので、問題がある」とユニアデックス デバイスビジネス事業部木佐貫氏は指摘する。

「実際に“UCC/EAN−128”による読み取りが開始されているのですが、コンビニエンスストアのレジで読み取りができないものが50%以上もあると言われております。現時点では“UCC/EAN−128”を利用した請求書のコンビニエンスストアへの持込み量は3%程度なので、さほど問題になってはいませんが、2年後に向け、早急に改善が必要です。この現状に気づいていない方が多いので、私たちは警鐘を鳴らしていきたいのです。」と語る。

1980年代半ばのPOSにおける流通革命の時と同様、バーコード導入時期の読取不良問題が各所で、静かではあるが起きているといえる。現在のコンビニエンスストア数は約4万1,500店舗であり、コンビニエンスストアの完全POS化されたハード的な規格を変更することは、ほぼ不可能である。現状で読取不良の問題をクリアするためには 「印刷品質の向上がキーである」と語る。


■2006年問題の解決

木佐貫氏「バーコードの印刷品質は人間が目視して判別できるものではありません。特に“UCC/EAN-128”はバーが微細なので従来のJANコードに比べ数倍品質を向上する必要があります。規格そのものはスキャナのハードウェアスペックを十分に満たしていますので、請求書を印刷する側の品質を厳密にチェックし維持する必要があるのです。印刷機の性能もさることながら、印刷紙の光の反射率や印刷機の刷り始めと刷り終わりのインク濃度の差なども、コンビニエンスストアでの読取不良に影響してきます。印刷エンジニアの長年のカンや目視は残念ながら“UCC/EAN−128”には通用しません。そこで現在、我々が提案しているのが、印刷品質を請求書発行の前にチェックできる機能を持つ“FV5000バーコード検証機”なのです。」
印刷品質が悪く読取不良が発生する請求書をコンビニエンスストアに持込んだお客様は支払いが出来ず持ち帰ることとなる。結果として請求書の再発行や料金の延滞あるいは不払い理由につながる。
「UCC/EAN−128」対応の遅れは、請求書などの帳票を印刷する企業にとって「2000年問題」と同様の「2006年問題」にもなりかねない。その問題の解決には良好な印刷品質と請求書発行前に完全検証を行うシステムの構築が必要である。

ところで「御社は2006年対応済みですか?」

「見えないものを 読み取る力」へ


ユニアデックスのFV5000バーコード検証機


TOPLeading TalkOne-stop TalkBreakExerciseBack Number

Presented by UNIADEX