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One-stop Talk〜森羅万象はユニアデックスのサービスにつながる!?〜
「見えないものを読み取る力」

■可視化できるが、プリミティブなインターネット

「クリック・アンド・モルタル(click-and-mortar)」という言葉が、かつて流行した。
ネット上のオンライン店舗と現実に存在する店舗・物流システムを組み合わせ、相乗効果を図るビジネス手法のことだ。本来のブリック・アンド・モルタル(レンガとモルタルづくりの店舗)のブリックをクリックに掛け合わせたIT用語であった。目新しいクリック・アンド・モルタルのビジネスモデルはネットバブルと共に消え去ってしまったが、着実に「クリック・アンド・モルタル(click- and-mortar)」を実現している店舗がある。そう、コンビニエンスストアだ。

我々は、生まれた時から常時接続回線で育ってきた人種でなく、かなりの時間のライフスタイルや人格が形成されてきてから「インターネット」という環境に遭遇した人種だ(ピュアな常時接続世代が、世の中にはびこるのは2010年以降からだ)。 例えば、調べごとはオンラインだったとしても、実際に物品を購入する際に、

「オークションサイト→価格比較サイト→オンライン店舗→物流」

という段取りを踏むような人はまだまだ希有だ。チラシや、分厚いオフィスに届くカタログを見てFAXなどで注文する方が便利であったりする。これは、やはりアナログメディアと接してきた時間や歴史と比較してインターネットとの体験がまだ短い事と、ネットのサービス自身がまだまだプリミティブだからである。

飛行機のチケットやコンサートのチケットなどは、店頭に常時おいておくサービス製品でもない。電話での自動音声対応もインタフェースは理解しやすいが、自動アナウンスを聞いている時間がやたらと長く、ウンザリしてしまう。しかし、コンビニエンスの端末などでは、その場のレジで金銭決済が終了するので便利である。すでに購入までのプロセスは「デジタル」でなんとかできるようになったが、その後のいざ「お金」となると非常に「アナログっぽさ」を残している・・・。コンビニはそんな、お金の窓口としては、便利な機関といえるのではないだろうか?


■コンビニは、そんなクリック・アンド・モルタル時代の便利な銀行でもある

今まで店舗で決済を現金で済ませてきたブリック・アンド・モルタル世代は、クリック・アンド・モルタル時代になっても、その傾向は残る。非接触ICカードの「Ferica」は、「チャージ」や「デポジット」の概念で新たな「有限のデビット」として使用されている。デビットカードであると、銀行残高以上にデビットでお金を使っても定期預金があればその9割までが自動的に貸してもらえる機能があるためにいつの間にか自分が債務者となっている可能性を秘めている。また、サービス面でも「デビット」にする具体的なメリットがなかった。しかし、デボジット方式であれば、限度額までしか使えないので安心である。そう、つまり我々は、見えないものに、知らないうちに、データ(特に金銭)が勝手に動いているのが許せないのである。

その点、コンビニエンスストアであれば、公共料金の自動引き落としの金額も無意識でなく、毎月確認しながら支払うことができたりするし、自宅が留守でも近所のコンビニで荷物を預かってもらえたりもする。コンビニ店留めのような「電子私書箱」で自分のいる所をネットでポイントしておけば、国内出張中でも、近所のコンビニに郵便物が転送してもらえるようなサービスなどがあっても良いと思うがいかがだろうか?

さらに「Ferica」などが携帯電話に実装されてくることによって、「有限の電子財布」としての機能を持つにいたっている。しかし、Fericaへの充電、いや充金ともいえる補填行為はクレジットカードなどからが多分に想定できるが、実際にクレジットカードのデータの正体は、超アナログ時代の30年前の磁気カードである。番号は見事にエンボスで突出され、簡単なサインと4桁の暗唱番号というセキュリティ機能のみで30年にも及んで磁気管理のみで運用されてきた。


■増大するクレジットカード被害

米国では、eBayやPaypalなどを偽るSPAMメールが5,700万人に送られ、「フィッシング詐欺(Phishing)」と呼ばれる被害で180 万人がクレジットカードナンバーを盗まれるという事態を招いた。年間12億ドル相当の被害だ。通常のECサイトであればドメインが表示されていれば本物サイトと信じるが、ドメインを表示するスクリプトを改造されていれば、ユーザーはブラウザのhtmlのソースコードを確認してからしか、今 後はクレジットナンバーを打ち込めない時代になりつつある。なんとも面倒くさいデジタル時代だ。

ネットの時代がまだまだプリミティブなので、新種のネット犯罪は、さらに登場するだろう。そう、現在は中途半端なデジタルとアナログが、カオス化するインターネット社会なのである。ネットで独立した安全性が保たれるまでは、コンビニエンスストアなどのようなクリック・アンド・モルタルを活用しながら、社会全体が、もう少し「見えないものを読み取る力」を養ってからネットオリエンテッドな時代へと旅立つ準備をしていかなければならないのではないだろうか?

今月は、さらにコンビニエンスストアのインフラを利用してのソリューションをご紹介してみたい。


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