今、我々日本人が居酒屋で20年前よりも安い値段で食事ができているのは、人件費の安い国から、野菜や肉を買って、飛行機でガンガン空輸してきたから。その結果、人件費の安い国も経済発展を遂げ、序々に暮らしも豊かになってきました。今、中国の人たちが、一斉に贅沢になり、いい生活を目指し始めています。しかしここへきて、突然、石油の価格が上がったことで世界の食糧が安く買えなくなってしまった。
一方ネットの世界では、いまや、世界の情報にアクセスする料金はタダ同然、いろんなサービスもGoogleさんのおかげで広告さえ見れば、無料で提供される。電子メールもタダで送れる。しかし、その結果、僕の電子メールの大半はSPAMメールで、SPAMの中から必要なメールを掘り当てている状態。また無料ブログが増えたことにより、RSSの量も半端ではない(笑)。
これは良くも悪くもネットという石油が安いからこそ成り立っている生態系です。しかし、いざネットが現在の石油のように高騰してきたらどうでしょうか?Googleの株価がサブプライムのような影響で万一落ちただけで、もしかすると突然、来月からすべてのサービスを有料にします!と宣言されたとしたら…。
現在の広告の上に成り立つビジネスモデルがガラガラと音を立てて崩壊していきます。「自分をGoogle化」してしまった人たちは、すべて有料でそのコストを支払うか、切り捨てるかを迫られます。
そして、さらに電子メールが発信者課金で一通あたり10円と課金されるとしたら、SPAMメールは採算が取れなくなり、SPAMで苦しむことがなくなるのかも。もしかすると、ビジネスメール便として、出し元は100円かかるけれど、メールを読むと50円もらえるというような新たなコミュニケーションビジネスもありなのかもしれません。
ブログも広告ビジネスが崩壊すると、有料となり情報量が激減します。同時にアフリエイトのみが目的の人も減ります…。それはそれでいいことかもしれませんが、なんだか、今の投機的側面が強い石油バブルを見ていると、何でもかんでも無料というネット社会も、少しは適正なコストを払ってでも、是正しておかないとその未来の代償の方がきっと高くつきそうに感じています。 |