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ビジネス英語豆知識

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2009年6月30日会議で使われる「曖昧」な日本語表現

会議というものは、とかく意見がぶつかったり対立する可能性を常にはらんでいます。
そんな状況において、日本語では無駄な摩擦を避けるために、あいまいな表現や雰囲気を匂わすことで、相手に先読みさせ、本人同士が言葉で直接対立するのを避ける表現がよく使われます。
こうした表現は便利で使い勝手がよいので、日本人は普段当たり前のように使っていますが、いざこれを英語で言おうとすると詰まってしまいます。日本語の表現にぴったり合う英語単語が見つからないだけでなく、表現のロジックがかなり違うからです。こうした日本語独特の曖昧表現を、英語ではどう言えば、丁寧さを保ったまま、うまく相手に伝わるのでしょうか?

今回は視点を変えて日本語からビジネス英語を眺めてみます。

【控えめな応答】

ではまず、「控えめな応答」に関するフレーズから。ビジネス世界といえども何事も明確なYES/NO 一辺倒というわけではありません。まだ態度を留保したい場合や、とりあえずその先の話を聞いてから考えたい時もあります。そんなとき日本語では次のフレーズが多用されます。

なるほど/そうですか
理解したという意味ではなく、「ああ、そうですか」という相槌程度として「なるほど」と言いたい場合には、次の表現がちょうど一致します。

・ Uh-huh/OK/Oh. (単なる受け流しの「なるほど」)
・ Indeed.  (多少の同意と多少の興味・好奇心が入った「なるほど」)
・ Is that so?  (「へー、そうなんですね」くらいの「なるほど」)

もしここで、”I see.”(分かりました)やThat’s it!/I got it!(そういうわけですね!) を使うと、積極的に理解をしているように捉えられます。

●とりあえず
「とりあえず」もさまざま英訳が可能ですが、「当座として」という意味であれば次のように言えます。

ではとりあえずそういうことで。 Let’s tentatively start with this plan!
 ※tentativelyは「試験的に」の意味です
とりあえずやってみましょう。We’ll give it a try.


【否定的な応答】

●一応前向きに
この場合「一応」も「前向きに」も字面上はともかく、どことなく消極的なニュアンスを持っています。英語ではこうした表現は難しく、丁寧かつ明確に説明する方法を取ります。

この件については一応前向きに検討します。
We will see what we can do, but please don't get your hopes up.

●それなりに
「それなりに」も「そんな簡単にはできないよ」という意味で使う場合、quite a bit of(結構な量の)がぴったりかもしれません。

この案件を通すには、それなりに社内的な調整が必要です。
We'll need to do quite a bit of preparation in our office to get this plan accepted.

●厳しい/難しいものがある
ここで言う「厳しい/難しい」は基本的に「不可能」をやわらかく言い直したものですよね。
これをdifficultと訳してしまうと「実現可能だが解決する問題が存在する」という意味に受け取られることがあるので注意しましょう。

いまの段階での新システム導入は、ちょっと予算的にも厳しいものがありますね。
It's just not practical(going) to work to introduce the new system at this time because we don't have a large enough budget.

●いろいろと事情がある
ここで言う「事情」が「物事のスムーズな進行をさまたげる諸問題」という意味であれば、constraintsが近いでしょう。これを使うと「実現は無理」というニュアンスが出ます。

こちらもいろいろと事情があって、なかなかご期待には添えないかもしれません。
We have a lot of constraints. So we may not be able to meet your expectations.

●いかがなものか
「いかがなものか」はやわらかく反対意見を表明する言い方です。
英語ではrightという表現を使うと近いニュアンスがでます。

予算が足りなくなったからといって、急に計画を中止するのもいかがなものかと。
It's just not right to stop the project simply because we are going over the budget./
I don't feel right about stopping the project simply because we are going over the budget.

また、“We just can't stop the project simply because we are over the budget.”というと
「~だからといって~するわけにはいかない」のニュアンスになります。

●建前上
「理想を言えば」という意味であれば、英語には in a perfect world it should work
(理想世界ではそれでうまくいくだろうが)という言い方があります。

建前上はそうなんですが、現実的にはそうもいかないんですよ。
In a perfect world it should work, but realistically it's just not practical.


【依頼・要求】

●何とかならないか
この表現は、柔らかながらも、無理やり要求をねじ込む言い方です。
fit ~ inは「~のためになんとか時間や方法を確保する」という意味です。

そちらにとってこの納期スケジュールが厳しいのはこちらも分かっているのですが、そのへん、
何とかなりませんかねえ。
We know this delivery schedule is tight for you, but can you fit us in /can you find a way to make it?

●詰めがあまい
「詰めがあまい」を「まだ検討すべきことが残っている」と考えれば、下記の表現が良いでしょう。

このプランは、まだ詰めが甘いような気がします。
We haven't given enough thought to this plan.
We need to work out the details of this plan more.

●うちも困ります
「うちも困ります」は言い方を換えれば「そちらは自分の責任をしっかり果たしてください」となるかもしれません。こうした状況であれば、多少ニュアンスが異なりますが、英語では下記の三つの表現がよく使われます。

そのあたりをきちんとしていただかないと、うちも困ります。
You need to pull your own weight.  (いい加減なやり方をやめて自分の義務を果たしてほしい)
You need to do your fair share. (自分の役割はちゃんと果たしてほしい)
You need to apply what we talked about earlier. (以前決めたことをちゃんとやってほしい)

創る 使う 守る

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