ICT 基盤構築事例

2016年04月15日公開

日本女子体育大学様

既存インフラを活かしながら運用管理と導入コストの負担を抑制し、キャンパス内の教育端末と附属・付設校の業務端末はVDI化

「つよく 優しく 美しく」をスクールモットーとして、スポーツの科学的探究やスポーツ、ダンス、健康福祉、保育の普及向上に努めている日本女子体育大学は、学生と教職員へより良いサービスの提供を行うために、学内のICTインフラを定期的に見直している。運用人員と投資コストの抑制を図りつつ、サービスの向上をより実感できる環境の実現に向けて、かねてより課題だった全端末のVDI化をはじめとするICT基盤の更改をユニアデックスと共に取り組み、確かな効果を上げている。
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導入前

  • 通信速度の低下や、一部回線が冗長化されていないなど見直すポイントが生じていた。
  • 無線アクセスがしづらい場所があり、改善が必要と考えていた。
  • 数百台以上の教育用PC端末のアップデートに人手と時間がかかっていた。
  • PC教室(端末)によって環境やアプリケーションが異なり、柔軟な運用が難しかった。

導入後

  • 基幹ネットワークの冗長構成を強化し、安定性、信頼性の向上を果たしている。
  • IEEE 802.11ac対応アクセスポイントの導入など、アクセス環境と通信速度を改善した。
  • VDI化による集中管理で作業負荷を大きく削減し、確実なアップデートが可能になった。
  • すべてのPC端末の環境が統一され、PC教室の柔軟な運用が可能になった。

システムの特徴

  • ネットワークは既存の設計を活用し、初期導入コストを抑制
  • 冗長化プロトコルを使わずシンプルなネットワークとして論理障害を抑制
  • 教育系のPC端末をすべてVDI化して一元的な運用管理体制を構築
  • VDIのインフラにはフルフラッシュストレージを採用してパフォーマンスを担保
  • 利便性は向上させ、データ漏えいなどのリスクは低減

経緯

運用負荷と投資コストを抑えながら、運用管理の効率向上を図る
4年前のインフラ更改時に見送った教育用端末のVDI化を改めて検討

日本女子体育大学は、4年をめどに学内のICTシステムを更改しており、教職員の業務効率改善だけでなく、学生への情報教育の充実も図っている。前回(2011年)の更改はネットワークやサーバーを含む大規模なものとなり、それから現在まで設計やシステム構成に起因する障害はほぼ起きていないという。一方、経年に伴う有線/無線ネットワークの一部見直しや、FAT PCのままとした教育用端末のOS/ソフトウエアの更新といった運用負荷の削減に取り組む必要も生じていた。
「学生にICTのスキルを身に付けてもらうことは就職や卒業後の活動にプラスになると考えています。基幹ネットワークやサーバーをはじめ各種インフラの整備は常に行っていますが、同時にコストや人員を抑えることも求められており、人海戦術ではないやり方でメンテナンスをしっかり行っていくことがいっそう重要になっています。」と鈴木氏は話す。
「前回の更改で事務系のPC端末をVDIにすることで集中管理が可能になり、運用効率は大きく高まりました。トラブルもなく、仮想技術も進歩してきたので、今度は教育用端末もすべてVDIにしようと考えたのです。大学キャンパス内のほか、附属校・付設校も含めて、前回の更改であえて見送った部分をすべて仮想化にすることは今回の目標の1 つでした。」(山口氏)

プロセス

導入後の運用・保守まで含めた要件を定めてベンダーを選定
提案内容や対応スピードに秀でていたユニアデックスを採用

同学では、前回構築したインフラ基盤を活かし、通年での運用・保守も含め全体として大幅にコストを抑えることも今回の大きな要件とした。ベンダー選定は入札で行われ、既存に捉われない公正な視点で進めたとのこと。
「6 ~ 7社ほどのベンダーに提案をお願いしましたが、その時の仕様書には4年間の運用・保守もしっかり対応してほしいと明記しました。運営側の人数が少なく、かといってそのまま外部に委託するのもコストがかかりますから、仮想化を活用することで1人の担当者でも対応できるなら今後4年間を通してみたときに十分なコストメリットがあると考えました。」(行木氏)
最善の結果を得るため、同学では製品のメーカーなどにはこだわらず、必須機能(仕様)に基づいて要件を提示している。また、直接窓口となるベンダーの対応力やコミュニケーション力も重視しており、提案内容や対応スピードなどさまざまな点で秀でていたのがユニアデックスだった。
「ユニアデックスの担当者は営業職であっても技術者と同じレベルの話ができ、提案のその場で必要な回答をいただけます。また、ネットワークのエンジニアの方にサーバーの質問をした場合でも、担当外の部分もプロジェクトの一員としてシステム全体を俯瞰して理解されているのでスムーズに話が進みます。縦割りのプロダクトカットではなく、ご対応いただく方々が積極的に情報を共有して、柔軟性に長けた取り組みをしていただけるのは安心できると改めて感じました。システムの入れ替え期間は1週間とタイトでしたが、皆さんがチームとして対応いただき、とても助かりました。」(山口氏)

効果・今後

端末のVDI化など目標を達成しコスト抑制も実現
学生へのよりよいサービス提供をさらに進める

基幹ネットワークの見直しや無線LANの強化、さらに教育用端末をすべてVDI化にするなど今回の目標を無事達成し、同時に大幅なコストの抑制も果たした。無線LANの強化はスマートフォンを所持する学生の増加にも効果を発揮している。またVDI化によって教室に設置される教育用端末の台数も増え、これまでよりも柔軟に教室を使えるようになったとのこと。
「PC教室の中で、端末が50台だったところを70台に増やすことができました。これまでは受講する学生が多くなると他の教室も使っていましたが、1つの教室で対応できるようになり、いろいろな授業に使ってもらいやすくなりました。」(鈴木氏)
今後も同学では、学生や教職員が活用できるICTインフラとツールを整備して、教育水準を高めていくことを目指している。
「今回の更改によってインフラの中で新しくできるものは前回よりもコストを下げつつバージョンアップを図り、学生と教職員により良いサービスを提供できるようになりました。情報処理センターとして、今後も時代の変化や学内の状況を踏まえたツールを用意し、教育活動に役立つようにしていきたいと考えています。」(行木氏)

お客さまの評価

状況を的確に捉え、常に最適な提案がある

「ユニアデックスは、我々の状況やニーズを本当によくわかってくれていていると感じています。予算やスケジュールなどこちらからの難しいお願いに対しても、杓子定規にできる/できないではなく、常に最適な提案や、代案となる別の方策を出していただけるので助かっています。」(鈴木氏)

「かゆいところに手が届く」サービスに今後も期待

「4年前の更改ではネットマークスに担当いただきました。ユニアデックスに社名が変わって、以前のような小回りが利く、かゆいところに手が届くサービスを続けていただけるのか少し不安もありましたが、変わらず柔軟に対応いただき感謝しています。これからもずっと同じようにサービスをご提供いただきたいと思っています。」(行木氏)

対応レベルの高さや柔軟性を高く評価

「ユニアデックスは、全員がプロジェクトマネージャーのレベルで対応いただける、マルチスキルの集団なのだと思います。何よりも良いところは柔軟性の高さですね。信頼関係だけでなく、サービスのクオリティーも高いレベルでご提供いただけること、そしてそれを継続していただけるところに今後も期待しています。」(山口氏)

  • 日本女子体育大学
    情報処理センター
    センター長
    鈴木 信夫 様

  • 日本女子体育大学
    事務局 学術情報課
    (情報処理センター担当)
    課長補佐
    行木 邦夫 様

  • 日本女子体育大学
    情報処理センター
    山口 祐也 様

Profile

日本女子体育大学
http://www.jwcpe.ac.jp

所在地:東京都世田谷区北烏山8-19-1
設立:1965 年(昭和 40 年)
学生(在学者)数:2,169 人(2015 年 5 月 1 日時点)

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