院内ネットワーク基盤構築

2016年04月04日公開

岡山市立市民病院様

個別に構築・運用されていたネットワークを統合し、安全性と利便性を両立する新たな院内ネットワーク基盤を構築

「市民にとって最高の病院づくり」を目指し、救急医療(岡山ER)、人材教育・育成、災害医療への対応を進め、さらに保健・医療・福祉の連携による地域医療体制の構築にも積極的に取り組む岡山市立市民病院は、平成27年の移転を機に院内システムのICT基盤を一新した。安全性(セキュリティー)と利便性(アメニティー)を両立し、日々の業務を支えるネットワークの構築では、医療分野で豊富な実績を持つユニアデックスの高い企画提案力と対応力が如何なく発揮されている。
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導入前

  • 医療系、情報系、事務系などの院内システムは、各用途で個別にネットワークが構築、運用され、相互連携が困難だった。
  • インターネット利用時のサイト閲覧など制限が多く、医師や職員のスピーディーな対応を阻んでいた。
  • システム関連の監視体制が不十分で、障害発生時の対応や原因究明に大きな負担がかかっていた。

導入後

  • 各ネットワークの回線を物理的に統合し、通信を論理的に切り分けることで運用管理性を高め、相互の連携もしやすくなった。
  • 有線/無線LANからインターネットへのアクセス回線が新たに整備され、安全かつスムーズに利用できるようになった。
  • システム管理ツールの導入と監視サービスの利用により、障害発生時の対応の迅速化と大幅な効率化を実現した。

システムの特徴

  • ネットワークの物理回線は統合し、vLAN技術でトラフィックを分離
  • 基幹部分は10G対応、そのほかも1G対応としてパフォーマンスを向上
  • 各システム間の通信制御によってセキュリティーを維持し、医療系システム (電子カルテ)の個人情報を他のシステムから保護
  • 来院者や医師が利用できる無線LANサービスを提供

岡山市立市民病院様 システム特徴

経緯

病院の新築移転を機に院内ネットワーク基盤を一新
スムーズなインターネット利用の実現も課題

岡山市立市民病院は、以前、医療系(電子カルテなど)、情報系(インターネット、院内業務など)、事務系(人事、給与、勤怠など)の各システムは物理的に異なるネットワークで構成されていた。情報系ネットワークは、岡山市(庁内LAN)の回線を利用していた関係でインターネット利用の制約が多く、利便性は低かったという。そこで、平成26年から地方独立行政法人へ経営形態が移行することと病院の新築移転を契機に種々の問題を解決し、将来に向けた柔軟なネットワークの実現を目指すことになった。

「院内のネットワークが分かれていたことは電子カルテのセキュリティー面ではよかったのですが、相互の連携が難しく、情報インフラとしては使い勝手がよくありませんでした。また、専門サイトの閲覧や必要な資材の購入などで医師がインターネットをスムーズに使えないことも大きな問題でした。」と今城氏は話す。

プロセス

院内システムとネットワークの構築は別ベンダーで対応
ネットワーク構築は豊富な実績を持つユニアデックスに依頼

同院では、現場の要望に即対応できるよう基礎となるネットワークの構築に注力することを今回の目的として、物理的な回線の統合(vLAN活用)と広帯域化、セキュリティーの向上、来院者や医師への無線LANサービス提供など要件をまとめていった。また、参考にした他院の事例を踏まえ、院内システムの構築とネットワークの構築を別のベンダーで行うことを決断。透明性と保全性を重視して取り組んでいる。
数社からの企画提案を経てネットワーク構築ベンダーにユニアデックスが選ばれたのは、提案のわかりやすさや対応力の高、医療分野での豊富な実績が評価されたことによる。

「院内ネットワーク構築に取り組んでいる他の病院の事例を調べ、実際に訪問したり、アドバイスを受けたりしながら目標を定めました。その際、ある病院のネットワーク構築にユニアデックスが携わっており、提案を求めたことが始まりです。」(的場氏)

「今回はケーブル敷設など設備工事から参加してもらうことをはじめ、病院という施設ゆえのハードルの高い要件が多数ありました。ユニアデックスはそれらをすべてクリアし、実際の作業でも突発的なスケジュールの変更やシステム側の要望にも難なく対応いただいたのはまさに圧巻でした。」(中塚氏)

「現場からは、電子カルテのベンダーにネットワークも任せてよいのではないかという声もありましたが、ユニアデックスの提案と対応はとてもよいものでした。実際に完成したネットワークを見て、やはりお任せしてよかったと思っています。」(倉田氏)

効果・今後

目標とした安全性と利便性の向上を実現
監視ツールの導入で障害発生時の対応も大きく改善

平成27年5月に開院した新病院のネットワークは、同院が目指していた柔軟性と安定性を兼ね備え、部門間のシステム連携も容易になった。vLANと通信制御(論理ファイアーウォール)の活用でセキュリティーも十分保たれ、電子カルテの安全な運用を実現している。新たにシステム監視ツールも導入し、日々の管理と障害時の対応も格段に効率化された。

「端末側の操作や設定だけで必要なネットワークにすぐ接続でき、日々の業務と情報共有をスムーズに行える使いやすい環境になりました。すべての回線を冗長化し、機器の交換などでネットワーク(業務)を止めずにすむのも大きな改善です。サーバーなどの障害を監視ツールの通知やユニアデックスの監視サポートで把握し、原因究明と復旧を速やかに行えるので、安心感は非常に大きく高まりました。」(北川氏)

お客さまの評価

豊富な実績は選定の大きな理由に

「電子カルテなどの運用ではネットワークの安定性はとても重要です。ユニアデックスがこれまで同様の案件を多数手がけてきたことは選定の担保にもなりました。」(今城氏)

専門的なこともわかりやすく説明

「障害が起きたときに体制をきちんと整えて対応してくださり、こちらの職員と連携していくための布石にもなりました。これからも引き続き支援をお願いします。」(倉田氏)

適切な配慮とベストな提案に感謝

「病院の建物自体がこれから完成するという状況で不確かなところがいろいろある中、コストや工期まで配慮いただき、ベストな状態を実現できるように提案いただいたことに感謝しています。」(北川氏)

こちらの要望に常に応えてくれる

「こちらからの要望に対して、ユニアデックスは常に『できます』という返答でした。必要となるコストなどもすぐに提示されたので判断しやすかったです。」(的場氏)

障害対応の的確さと体制を評価

「各分野の多数のスペシャリストが定期的に来ていただいて、細かなところまで丁寧に対応いただきました。専門的な事柄の説明もとてもわかりやすく、病院のスタッフにこちらから説明するときにも非常に参考になりました。」(中塚氏)

  • 法人理事
    岡山市立市民病院 副院長
    血液・腫瘍センター長
    今城 健二 様

  • 岡山市立市民病院
    総務課
    課長補佐
    倉田 芳文 様

  • 岡山市立市民病院
    総務課 システム係
    副主査
    北川 隆司 様

  • 岡山市立市民病院
    総務課 施設係
    係長
    的場 賢治 様

  • 法人本部
    副主査
    中塚 慶 様

Profile

岡山市立市民病院
http://okayama-gmc.or.jp

所在地:岡山市北区北長瀬表町3-20-1
設立:1936年(昭和11年)
病床数:400床

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