何もしなくていいセキュリティーソリューションってないの?

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  • 2018.06.20
  • 森 駿

2年前にあるお客さまから言われた言葉です。この言葉をおっしゃったお客さまの意を汲めば「決断だけすればいいセキュリティーソリューション」といったところでしょうか。

そのときは「気持ちは分かるがそんなの無理だろ」って思いましたが、この言葉がずっと心に引っかかっていました。
サイバー攻撃はどんどん緻密で複雑になっていて、それに対抗してセキュリティーソリューションもどんどん進化し続けています。それによって何が起きているか。アラートの嵐です。そこには知らない脅威が容赦なく顕在化し、どのように対応したら良いか分からないというのが現状です。

脅威は複雑化して増加している、技術は進歩する、しかし対応できる要員はいない、勉強する暇もない。新しいプロダクト、ソリューションを入れても運用が増えるだけ。対応できる人がいないから結局野放し状態。だから「何もしなくていい」が求められているのです。

そんなことが実現可能なのか。実は、クラウドの中ですでに始まっています。
クラウドでログの自動収集、インシデントの自動検知、レスポンスの自動発動などを行う米国のクラウドセキュリティーベンチャー、スタートアップが次々と立ち上がっています。従来のセキュリティー機能(F/W、プロキシー、認証など)もサービスとして次々とクラウドに移行している様子も見られます。それらはAPI連携を前提としていて、足りないところは他のサービスと連携することで成り立つようになっています。

セキュリティー人材不足が深刻に叫ばれる中、「何もしなくていいセキュリティーソリューション」「決断だけすればいいセキュリティーソリューション」という夢のような話が実現する日も近いかもしれません。