寒空のルートビア

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  • 2019.04.15
  • 森 駿

昨年トロントのA&W(※1)に行った時のこと。


筆者はA&Wのルートビア(※2)が大好きで必ず注文するのだが、その日はどういうわけか "ルートビア" という名前をど忘れしてしまった。
メニューを読めば思い出すだろうとレジに並んだが、なぜだかメニューが置いて無い。
それならばと、レジの頭上のメニュー板に希望を託したが、そこはくるくるとセットメニューが表示されるデジタルサイネージになっていて、目的のドリンクメニューが一向に表示されない。
英会話に自信のない筆者はそこでねばる勇気もなく、あきらめてホットコーヒーとモッツァバーガー(※3)を買い、さみしく店を後にした。

ここで言えるのは "知らないものは買えない" ということだ。筆者は元々A&Wを知っていたしルートビアも知っていたのにこのありさま。初めてこのお店を訪れる客だったらどうだろうか。セットメニューだけがくるくるとせわしなく回転するデジタルサイネージだけで満足のいく注文ができるだろうか。聞いたこともない "ルートビア" を偶然注文することができて、サロンパス臭いがこれが求めてた味だと感動を抱くことができるだろうか。否!できない!
きちんとメニュー全体を見えるようにして求めるものを選ばせてほしい。そう切に願った次第であります。

セキュリティーも同じこと
状況が可視化されていなければ適切な対策は打てない。それどころか事件・事故が起きていることさえ気付かないかもしれない。
くるくると発生するセキュリティー事件・事故だけに踊らされたその場しのぎで、自社のやるべき適切な対策が施せるだろうか。否!できない!
自社の状況をきちんと見える化して全体像を把握し、そこから導かれるリスクを一覧化し、自社の特性に合わせて優先度をつけて対策する。
まずは可視化から。"見えないものは対策できない" のである。

寒空の公園でホットコーヒーとモッツァバーガーを頬張りながら、"可視化が大事" と独りつぶやく筆者でありました。


※1 A&Wは、アメリカ、インドネシア、沖縄などで展開しているハンバーガーのファストフードチェーン店である。筆者はA&Wを見つけると必ず入るほど好きである。

※2 ルートビアは、スパイスやハーブがいろいろと入っている薬臭い炭酸飲料である。「ビア」と名がつくがアルコールは入ってない。A&Wのルートビアは人によってはサロンパスを飲んでいるようだと感じ、大抵は「大好き」か「大嫌い」というように好みが極端に分かれる。ちなみに筆者は大好きである。

※3 筆者がA&Wで一番好きなハンバーガー。