コロナ禍でのネットマークス上海 出向記(第2回目)
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2021年10月22日
- 中国
- Covid-19
こんにちは。ネットマークス上海の宮崎 英樹です。
ネットマークス上海は、2003年から在中日系企業を中心に、ITインフラサービスを提供しています。お客さまの多くは日本でユニアデックスと取引があり、中国国内でも日本と同等のサービスが提供できるように心掛けています。
私は8月にネットマークス上海に出向しました。コロナ状況下に中国へ渡航することになり、その準備や上海到着後にどのような経験をしたのか?中国渡航記を全3回にわたり紹介しています。今回は中国渡航記の第2回目をお届けします。(第1回目はこちら)
2週間のホテル隔離生活
提供される食事は基本的に同じメニューで、食事が美味しいと感じたのは初日だけでした。なによりも体を動かしていないため、空腹を感じません。しかも量が多いため、完食する自信はありません。
三日もたつと、完全にグロッキー状態に陥りました。ご飯に日本から持参したふりかけを、ときにはみそ汁を、そしてまたあるときにはレトルトカレーをかけ、どうにか食べます。それでも食が進まないときには、弁当と一緒に入っていた果物のみを食べます。日本から持参したピーラーが役に立ちました。
実は、日本から冷蔵パックの総菜(焼き魚や煮物)を持参したのですが、部屋に冷蔵庫がないため保冷できずに、ほとんどを無駄にしてしまいました。冷蔵庫がないホテルに宿泊するのは初めての経験です。
最近、日本ではフードデリバリーを目にすることが多くなりましたが、中国でも外卖(ワイマイ)と呼ばれるデリバリーサービスが広く利用されています。隔離者の中には外卖を利用できる人もいます。私はお弁当を取りに行くとき、別の部屋の前に置かれた(ハンバーガーチェーン店やコーヒーショップの)テイクアウトの袋を、ため息交じりに眺めていました。
午前9時半近くになると定期検温が始まります。ガンタイプの検温器を持った監視官が、各部屋を回ります。定期検温は1日に2回、午後4時ごろにも行われました。37.5度以上の発熱がある場合には、病院に運ばれると噂に聞いていたので、発熱していないか怯えていました。
検温だけではなく、ホテル隔離期間中に3回のPCR検査も受けます。検査の時間は朝早く、午前6時30分から8時の間に行われます。監視官の合図で自室ドアの前に椅子を置き、検査の準備をします。空港の検査と比較すると、かなりいい加減です。なお、検査結果は隔離終了時にもらえました。
部屋にはWi-Fiが完備されているので、仕事もできます。しかし、回線の品質が悪いのか、頻繁にネットワークが切断されていまい、オンライン会議中に切断されたときには困りました。
時間つぶしのために文庫本を持参しました。とはいっても2冊のみです。すぐに読み終えてしまい、結局、スマートフォンをいじる時間が多かったです。Yahoo!ニュースは閲覧可能でしたが、グレートファイアーウォール(中国語では防火長城)と呼ばれる検閲システムにブロックされ、GmailなどのGoogle関連サービス、LINE、YouTubeなどは利用できませんでした。日本の家族とは、WeChatを使って会話しました。
とにかく、業務時間以外が長く感じられました。
続く
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宮崎 英樹(Hideki Miyazaki)
ネットマークス上海 技術部日本ではオープン系コールセンター、技術員管理などを担当。ネットマークス上海での業務内容は、主に技術マネージャーとしての作業品質管理、新規顧客開拓、商材発掘などをしています。趣味は食べることと散歩。休日には自宅アパートの近辺、時には遠出をして上海の名所を散策しています。
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