ベトナム勤務歴4年の私が、日本とのギャップを感じたベトナム文化

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2021年12月03日

  • ベトナム

初めまして。ネットマークス・ベトナム 新規タブで開く で営業を担当している中元です。

今回は、ベトナムからお届けします。

近年、ベトナムに進出する日系企業の数も増えており、ベトナムは投資先として注目されている国のひとつです。また、日本で働くベトナム人の数も年々増えており、皆さんにとって、ベトナムは身近になりつつある国ではないでしょうか。

簡単にベトナムの紹介をします。正式名はベトナム社会主義共和国です。名前にもあるとおり、社会主義国家です。ベトナムが完全な独立を成しえた時期は1976年と比較的最近で、それまではさまざまな国からの干渉を受け続けてきました。

古くは、ベトナム王朝として歴代の王室があったにもかかわらず、長らく隣国である中国の支配下に置かれてきた過去があります。19世紀に入って、ようやく中国の支配から解放されたのもつかの間、ほどなくフランスの介入によってハノイが占領され、ベトナムは事実上、フランスの植民地となります。現在でもその当時の名残があり、ヨーロッパ風の建物が多く残っています。

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ホーチミン人民委員会庁舎 レタントン通り

フランス植民地時代の影響は食文化にも残っており、バインミーと呼ばれるパンはベトナムの定番の朝食となっています。

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バインミー。フランスパンより、やや柔らかめで小さいです

これまでに生活や仕事の中で、私が特にギャップを感じたこと4点

1.定時になると一斉に帰宅

海外全般にあてはまると思うのですが、仕事はあくまでお金を稼ぐための手段であって、プライベートの時間を大切にしています。特に、ベトナム人は、家族をとても大切しているため、仕事が終わると、家族のために時間を使います。仕事が終わっていないのに帰宅するということはなく、基本的に日本人のように勤勉でまじめな人が多いです。

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ネットマークスベトナム ホーチミンオフィス 17:35頃には誰もいません(弊社は17:30定時)

2.サッカーが大好き

特に、ベトナム人男性はサッカーが好きです。ベトナムでサッカーが嫌いな男性を見たことがないといっても過言ではないほど、サッカー好きが多いです。仕事が終わると、グランドに集まり、よくサッカーをしている光景を目にします。

さらにサッカー好きなお国柄が顕著に現れるのが、ナショナルチームの試合後です。多くの人たちが町中をバイクで走り、交通渋滞が起きます。日本人は、その日は交通渋滞に巻き込まれないよう、早めに帰宅をします(笑)

ベトナム人男性と仲を深めるにはサッカーをするのが一番よいと思います。

ベトナム文化4
サッカーナショナルチームの試合後の様子。国旗を掲げる若者たち

3.カラオケが大好き

田舎へ行くと、年配の人が大音量で歌っているのが聞こえてきます。
まれに、マンションの部屋でも歌う人がおり、これには困っています(笑)
演歌のような古いタイプの音楽で、そのうえ、基本的に上手ではないです(笑)

4.お酒が大好き

「モ、ハイ、バー、ヨー」のかけ声とともに、信じられない量のお酒を飲みます。アルコール度数の高い自家製のお酒を、年末の集まりに向けて準備し、当日は、わんこそばのように、お酒が注がれます。

ありがたいことに社員全員、日本人のところへ乾杯に来てくれるので、次の日は二日酔いが避けられません。大企業に勤務している人は、注意してください(笑)

また、ベトナムには乾杯のマナーがあり、グラスを口に運ぶたびに何度も乾杯します。乾杯もせずにグラスを一人で傾けるのは失礼にあたります。

ほかにもギャップを感じたことはまだまだあるのですが、また機会がありましたら紹介させてください。

日本で働くベトナム人も増え、身近になりつつあるベトナムですが、皆さん、ベトナムにどのようなイメージをお持ちでしょうか。イメージどおり、はたまた、意外な一面はあったでしょうか。少しでもベトナム文化の理解にお役に立てれば幸いです。

中元 亨 (Nakamoto Tohru)

2019年 ネットマークス・ベトナム 新規タブで開く に入社。現地営業担当として、日系企業向けの提案営業、プロジェクト管理などを行い、現在に至る。ベトナム在住歴4年。

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