不安だらけのフィリピン出張記(第2回)

アジアビジネス通信


2022/6/24

こんにちは。ユニアデックスの橘です。
ユニアデックスは、2022年2月4日に大日本印刷株式会社とGlobal Mobility Service株式会社の3社で、フィリピンに物流配送マッチングサービスの合弁会社「3Q DASH TECHNOLOX, INC.(以下 3Q DASH)」を設立しました。
この新会社 3Q DASH支援のため、3月末から4月中旬にかけてフィリピンへ出張しましたので、第1回に引き続き、フィリピン入国から日本帰国までの情報をお伝えします。

フィリピン政府は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、フィリピン入国に関していくつかの条件を義務付けています。本記事は2022年3月31日から2022年4月14日の情報です。最新情報は在フィリピン日本国大使館のWebサイトをご覧ください。

INDEX

すんなり入国

マニラ ニノイ・アキノ国際空港に到着後、入国手続きの前にOne Health Pass を提示しただけで、PCR検査もなく、すぐに入国できました。拍子抜けしました。
ホテルまでの移動で利用する交通機関も特に制約はありませんでした。一応、Trazeというフィリピン運輸省の定める接触追跡アプリを事前にスマートフォンにインストールしておきましたが、フィリピン入国の際にはこのTrazeをインストールするように指示されませんでした。実際、フィリピン滞在中にTrazeアプリを提示することは一度もありませんでした。

ホテルでOne Health Pass提示

首都マニラ(Manila)の南東にあるマカティ(Makati)市内のホテルに滞在しました。
ホテルの入り口には消毒液と検温器が設置されていました。チェックイン時は、One Health Passの提示と検温だけで、日本のホテルのような問診票の記入はありませんでした。
ホテルの部屋には、消毒スプレーが設置されていました。ちなみにOne Health Passを提示したのは、日本発のフライトのチェックイン前とフィリピン到着後の入国審査前、それからホテルへのチェックイン時のみでした。

利用制限のない飲食店

ネットマークス・フィリピンの社員や、3Q DASHの関連者とレストランで食事しましたが、人数制限もなく、飛沫感染防止のパーティションなどもありませんでした。入店時にも特に、チェックはありません。コロナ禍前と変わりませんでした。

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[ネットマークス・フィリピンのメンバーとランチ 飲食店内では人数制限やアクリル板のパーティションなどはない]

テレワークしつつのオフィス

3Q DASHのオフィスはネットマークス・フィリピンのオフィスの隣にあります。立ち上げたばかりなので、これから整備が必要です。

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[3Q DASHオフィスとメンバー]

ネットマークス・フィリピンの社員はテレワークのため、出社している人数は少なくなっています。

マスク着用しないと罰金刑

以前、マニラでは、マスクとフェースシールドの着用が義務付けられていましたが、すでに、フェースシールドの着用義務は解除されていました。日本と異なるのは、マスクを着用していないと、罰金刑があるということです。

人出は多い

以前と変わらず、人出は多かったです。私が出張していた期間は、一日あたりの新型コロナウイルスの感染者数が国内で300人前後と少なかったため、外出に関する制限もありませんでした。以前は乗客数を制限していたジプニー(jeepney:乗り合いタクシー)も制限解除となり、乗客はぎゅうぎゅう詰めに乗っていました。滞在していたホテルの隣にある公園のサルチェード・サタデー・マーケット(Salcedo Saturday Market)にも多くの人が訪れていました。

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[庶民の足 ジプニーは乗客でいっぱい]

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[Salcedo Saturday Marketはマスク着用以外、コロナ禍前と変わらない]

ネットマークス・フィリピンのオフィスから車で15分位の人気エリア ボニフォシオ・グローバル・シティ(Bonifacio Global City:BGC)も多くの家族連れや若者で賑わっていました。

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[BGCのメインストリート ハイストリート High Street]

ただ、以前と違うのは、みんなマスクを着用しているということだけです。

3Q DASHやネットマークス・フィリピンの支援、コロナ禍でしばらく訪問できなかった顧客へのあいさつ回りで、あっという間に帰国の日が近づいてきました。
果たして、無事に帰国できるのでしょうか?

待ち時間なしのウォークインPCR検査

日本へ渡航する場合、出国72時間以内に発行された陰性証明書が必要です。
最初は、滞在先に近いマカティメディカルセンター(Macati Medical Center)でPCR検査を予約していましたが、仕事の都合で、PCR結果証明書を受け取りに行けなくなることがわかりました。
そこで、マニラ ニノイ・アキノ国際空港付近にある医療機関 Philippine Airport Diagnostic Laboratory(PADLAB)をオンラインで予約しました。

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[Philippine Airport Diagnostic Laboratory の予約画面 ここでもADDRESS INFORMATIONにBarangayが]

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[予約フォームの入力が完了すると予約番号と二次元コードが表示される]

検査はドライブスルー(Drive-Thru)またはウォークイン(Walk-In)方式でほとんど待ち時間もありませんでした。検査時に日本の外務省指定のフォーマットで検査証明書を発行してもらうよう依頼しましたが、別途料金は発生しませんでした。検査証明書はPADLABフォーマットと外務省指定のフォーマットの両方がメールで送付されてきました。証明書を受け取りに行く必要もなく便利でした。

ネットマークス・インドネシアの紹介

[PADLABからe-mailで送付されてきたPCR検査結果証明書]

不安だらけのフィリピン出張記

[依頼すれば外務省指定のフォーマットの検査証明書も送られてくる。なお、2022年6月10日より、パスポート番号、医療機関の住所、医師名など7項目が削除された。]

費用は2,400ペソで、日本円に換算すると約6,000円です。フィリピンの物価を考慮すると、日本のPCR検査と検査証明書発行の計3万円とほぼ同額でしょう。

MySOSは必須

日本に入国するためには、健康状態の報告と居所確認を目的に救命・健康サポートアプリMySOSへの登録を求められるため、日本到着16時間前までに、PCR検査証明書やワクチン接種証明書などの情報を登録しておくことをお薦めします。日本入国時の手続きが、早く済みます。

MySOSアプリをダウンロードすると、アプリの色が最初は赤色ですが、登録内容がそれぞれ承認され始めると、黄色、そして緑色に変わります。

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[MySOS 登録直後は赤色(左)だが、登録内容が承認されると、黄色、緑色(右)に変化する]

乗客のほとんどは乗継客

帰りの便は、6割ほどの搭乗率でした。しかし、そのほとんどが成田空港で乗り継ぐ外国人の乗客でした。最初に乗継客だけが降りると、残った乗客は非常に少なかったです。

ようやく日本到着

MySOSを提示して、PCR検査を受けます。唾液での検査で、ほとんど待ち時間なしで受けることができました。1時間ほど待っていると、自分の持っている番号札の番号が呼ばれ、陰性証明書を受け取ります。

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[成田空港で受け取った陰性証明書]

成田空港から自宅までの交通機関も制限はありませんでした。
政府が指定したワクチンを3回接種済みで、空港でのPCR検査が陰性の場合、帰国後の自主隔離はありません。自宅に戻ってから、数日間はMySOSで位置情報が収集されますが、行動の制限はありませんでした。接触確認アプリCOCOAは成田空港でもインストールするようには指示されませんでした。
ちなみに、スマートフォンを持っていない場合、成田空港でスマートフォンを有料で借り、MySOSで位置情報を提供しなければなりません。

以上で、フィリピン出張記は終わりです。
このブログの情報が、これからフィリピンへ渡航される方の役に立てれば幸いです。
いえ、このブログの情報が、無用になる平穏な日が戻ってくることを願っています。

橘 伸俊(Nobutoshi Tachibana)不安だらけのフィリピン出張記

2001年に住友電工(株)より(株)ネットマークス(現ユニアデックス株式会社)に転籍。技術サポートセンターで新規取り扱い製品の評価検証を担当後、マネージメントサービスの事業立ち上げに従事。その後、技術部門、マーケティング部門、国際ビジネス部門、クラウドサービス部門などに所属。2019年、10年ぶりに国際ビジネス部門に戻り現在に至る。

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2022年06月24日公開
(2022年07月08日更新)
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