中国人から見た上海パンデミック生活(2回目)
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2022年10月31日
- 中国
皆さん、こんにちは。許文俊(Xu wenjun)です。ネットマークス上海で13年間働いていて、総務財務関連の仕事をしています。趣味はサイクリングとバドミントンと読書です。
本記事は2022年9月1日時点の情報です。最新情報は在中国日本国大使館のWebサイトをご覧ください。
「中国人から見たパンデミック生活(第1回)」に続き、その後の上海の状況をお伝えします。
あわせて、同じ時期・同じ街での体験をつづった日本人のブログもご覧ください。
2022年4月1日から5月末までの2カ月にわたる静的管理(日本ではロックダウンと表現)が解除され、上海はついに経済活動を再開しました。私も6月1日に会社に出勤しました。通勤で利用した地下鉄やバスの乗客は皆マスクをつけて、適切な距離を保っていました。
静的管理解除後は大規模な閉鎖もなく、陽性患者が見つかった小区(住宅の区画単位)の閉鎖期間も14日間から7日間へと短縮されました。しかし、上海市内の商業施設やオフィスビル、公共施設に入るためには、72時間以内のPCR検査結果が陰性であることが求められます。それを証明するための健康アプリ「随申办」は必須です。随申办は単体のアプリとしてダウンロードでき、微信WeChatや支付宝Alipayのミニアプリにもあります。健康状態表示、PCR検査結果一覧、PCR検査所検索などすべての必要な機能がこの随申办でカバーされています。
私の小区では週に2回、全居住者に対して継続的にPCR検査が行われています。静的管理解除直後は、PCR検査所で検査待ちの長い列ができていました。しかし、現在では、臨時PCR検査スポットが市内のいたるところに設置されており、随申办のPCR検査スポット「核酸采样点」で、各検査所の混雑状況が表示されるので、ほぼ待ち時間なしでPCR検査を受けることができます。ちなみに検体の採取箇所は鼻でなく口内です。
PCR検査所では、随申办からPCRコード「核酸码」を表示し、スキャンしてもらいます。検査結果は、およそ6時間から12時間経過すると、随申办に反映されます。
建物の入口には場所コード「场所码」が掲示され、6月1日より正式運用となりました。また、随申办の随申码に直近のPCR検査からの経過時間が表示されるようになりました。まず、入り口に掲示されている二次元バーコード「场所码」を、スマートフォンで読み取ります。これで、利用者の行動履歴などの情報が記録され、健康コードが表示されます。係員に提示して、PCR検査後72時間以内の陰性証明であれば入場できます。
現在、24時間以内のPCR検査結果が陰性(または、48時間以内のPCR検査結果が陰性かつ24時間以内の抗原検査結果が陰性)であれば、上海市を離れることができますが、極力控えています。なぜなら、上海からの来訪者は煙たがられているからです。上海市外のお客さまを訪問しようとしても、やんわりと断わられてしまいます。ちなみに、上海市へ戻るには、48時間以内のPCR検査結果が陰性でなければなりません。
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今後、BCPへの対策が必要になった際には、ぜひともお声がけください。 詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
許文俊(Xu wenjun)
ネットマークス上海ネットマークス上海に13年間勤務、総務財務部
趣味はサイクリングとバドミントンと読書
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