商用ビザが8万円!! 円安で行くインドネシア出張記(第1回)

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2022年11月25日

  • インドネシア

お久しぶりです。『グローバル案件 コミュニケーション術:第1回第2回第3回』を投稿したユニアデックスの三浦です。今回は2022年10月にインドネシアに出張したときの渡航の手続きや現地の様子を2回に分けて紹介します。最新の情報は在インドネシア日本国大使館を参照してください。
 
インドネシアへの入国が緩和されたからといって、コロナ禍(Covid-19)以前と同じようにはいきません。やることは山積みで、出張前から心が折れそうになります。

ワクチン接種証明書

所定のワクチンを3回以上接種していれば、PCR陰性証明書は不要ですが、ワクチン接種証明書が必要です。ワクチン接種証明書は自治体でも発行してもらえますが、時間がかかります。
マイナンバーカードを持っているなら、デジタル庁が提供している「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」を利用した方が簡単にワクチン接種証明書を取得できます。マイナンバーカードを取得してから、初めて役に立ちました。ワクチン接種証明書を画像として保存しておいてください。次で説明するアプリでこの画像をアップロードしますし、現地でも提示が必要となります。
 
私はスマートフォンのバッテリー切れの場合も想定して、ワクチン接種証明書をプリントアウトした紙も携帯しました。「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」の詳細は厚生労働省のWebサイトを参考にしてください。

PeduliLindungiの登録は余裕をもって

インドネシア入国前に、インドネシアのワクチン接種アプリ PeduliLindungi(プドゥリリンドゥンギ)をスマートフォンにインストールし、事前にパスポートの画像やワクチン接種証明書などの情報をアップロードしなければなりません。商用ビザやフライト情報などの登録は不要です。認証されるまでに時間がかかるので、早めに登録することをおすすめします。

商用ビザが8万円!!

今回の出張では、製造会社を訪問し工場に入館するため、初めて商用ビザ B211Bを取得しました。現地の会社が保証人となり、ビザを申請してもらいます。ユニアデックスには、インドネシアに関係会社ネットマークス・インドネシアがあるので、ネットマークス・インドネシアが保証人となります。申請にはフライト情報が必要なので、事前にフライトを予約しておきます。申請から取得までに4日かかりました。なんと、このビザを取得するのに手数料込で費用が800万ルピア(560米ドル)。日本円に換算すると8万円!! そもそも、800万ルピアは高額ですが、円安のため、日本円に換算するとさらに高額になります。

インドネシアの商用ビザ:現地の会社から申請

電子税関申告書(e-CD)で事前申告

インドネシア入国2日前から、事前にe-CDの専用サイトから税関申告できます。必要な情報の登録が完了すると、二次元バーコードが表示されます。同時に、登録完了メールを受信します。そのメールの中のURLをクリックしても二次元バーコードを表示できます。インドネシア到着後、空港の税関ではこの二次元バーコードを提示します。なお、現地に到着してからでも登録できますが、到着前に余裕をもって登録することをおすすめします。

リムジンバス激減!!

コロナ禍以前は、成田国際空港への交通手段として、東京シティエアターミナル(TCAT)からリムジンバスを利用していました。なぜなら、15分間隔で運行されており、便利だったからです。しかし、現在(2022年10月時点)では、1時間間隔で運行されています。事前にチェックしていなかったら、あやうくフライトに乗り遅れるところでした。最新の時刻表や運行状況はチェックしておいたほうがいいですね。

成田空港は今どうなっているの?

3年ぶりに成田国際空港に来ました。日本航空(JAL)のチェックインカウンターはガラガラでした。海外渡航の条件が緩和されても、円安や燃料高騰などによる航空券の実質値上げ、現地のインフレなどからの滞在費高、やはり日本人にとって、観光目的での海外旅行は以前ほど気軽に行けなくなりました。

日本航空(JAL)のチェックインカウンター:搭乗手続きする乗客もまばら

出入国手続きは以前から顔認証が導入されていましたが、顔認証が速くなっていました。あっという間に通過できたのです。実は、2021年7月より成田空港や羽田空港にFace Expressが導入され、チェックイン時に顔画像を登録することで、顔パスで出国できるようになりました。(2022年11月現在、日本航空と全日本航空のみが対応)ターミナル内では、臨時休業中や営業時間を短縮している店舗が見受けられました。

Air BicCamera 成田空港第2ターミナル店も休業中、通路も閑散としている

懐かしのサクララウンジ

久々にJALのサクララウンジに入りました。お目当ての『JAL特製カレー』、ありました。早速、『大盛り』いや『メガ盛り』にしようと席を立つと、取り分けのスタイルが変わっていました。コロナ禍以前は、料理の取り分けはセルフサービスでしたが、今はサクララウンジのスタッフが一品ずつ料理を取り分けてくれるようになりました。多分、『大盛りにしてください』とお願いすれば、『大盛り』に取り分けてくれると思いますが、気が引けて何も言えず、『普通盛り』になってしまいました。でも、こんなに食べたら、機内食が食べられないんじゃないの?心配無用!! JALのカレーは別腹なんです(笑)。

サクララウンジのJAL特製カレーは別腹

PeduliLindungiステータスが変わらない!! どうする?!

搭乗前にアプリPeduliLindungiのワクチン接種のステータス(Vaccination Status Checking)を確認しましたが、承認待ち(Waiting for Approval)のままです。ジャカルタに到着してもステータスが承認済みになっていなかったらどうしよう。不安がよぎります。

アプリPeduliLindungiのワクチン接種のステータスがWaiting for Approval(承認待ち)のまま

機内は今?

乗客の搭乗率は80%ほどでした。お楽しみの機内食。しばらくご無沙汰していたせいか、前より美味しくなったような気がします(※あくまで個人の感想です)。さっき、サクララウンジでカレーを食べたにもかかわらず、完食。

3年ぶりのJALの国際線機内食

機内食で上機嫌。しかし、到着までにPeduliLindungiのワクチン接種のステータスが承認済みになるのでしょうか?まさか入国できないなんてことあるのでしょうか!?

三浦 昌弘(Masahiro Miura)

2002年株式会社ネットマークス(現ユニアデックス株式会社)入社。サービスプロバイダ事業部にて、通信キャリア向け伝送装置の販売、プロジェクト管理を行う。2008年国際事業部にて、東南アジアにおけるICTインフラ構築プロジェクト管理を行い、グローバル拠点IT運用アウトソースプロジェクト管理、中国・東南アジア向けPC端末展開案件管理などを行い、現在に至る。

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