ネットマークス・フィリピンの紹介

  • One NETMARKS

2023年01月13日

  • フィリピン

NET911で顧客をガッチリGET!!

みなさん、Magandang araw! ネットマークス・フィリピンのフィリップとレイモンドです。
 
ネットマークス・フィリピン(NETMARKS PHILIPPINES, INC.)は、2001年にフィリピンの実業家と日本のネットマークス社(現ユニアデックス)が共同出資してマニラ Manilaに設立しました。他国ネットマークス社と比べると、ネットマークス・フィリピンはシステムエンジニアの比率が高く、ソフトウエアサービスに力を入れています。
扱う製品も豊富で、社員のスキルアップ教育が充実しているため、いろいろなスキルを習得したいというモチベーションの高い社員が多く、競合他社と比べても、離職率が低いのが特徴です。

ネットマークス・フィリピンのオフィス内でのミーティングの様子

社員の採用に関しても、メトロマニラ(マニラ首都圏)に在住する人だけでなく、工業団地などお客さまの拠点付近に在住する人を積極的に採用しています。オフィスのあるメトロマニラのマカティ Makati市は、高層ビルが立ち並ぶビジネス街で、慢性的な渋滞があり、オフィスから郊外のお客さまの拠点に向かうと時間がかかるからです。
特に、コロナ禍(Covid-19)で行動制限があった期間は、異なる地区間の往来のたびに通行許可証のチェックがありました。チェック待ちに30分から1時間半かかるので、オフィスから現場まで片道4時間はかかります。コロナ禍以前に、マニラ首都圏外に在住する社員を採用していたため、お客さまに迅速なサービスを提供でき、安心していただけました。
また、お客さまがコロナに感染して現地作業が困難な場合にも、ネットマークス・フィリピンの社員がお客さまの代行で業務を遂行する機会が増え、高い評価を受けています。
 
また、以前ユニアデックスのWebマガジンNexTalk(ネクストーク)でも話したのですが、会社設立直後から、NET911というブランド名でアフターサービスの提供に力を入れ、日系企業だけでなく、全国展開している多く国内大手企業にもNET911を利用いただいています。ネットマークス・フィリピンが提供する日本レベルのサービス品質は好評で、今では、競合他社のサポートサービスからNET911のサポートサービスに乗り換えるお客さまも少なくありません。

デジタルマーケティング

ネットマークス・インドネシアでもデジタルマーケティングに取り組んでいますが、ネットマークス・フィリピンのデジタルマーケティングはちょっとおもしろいので紹介します。
 
コロナ禍(Covid-19)以前、営業は1日に4、5社は客先訪問していましたが、今は、訪問することもかないません。
そこで、お客さまと時間共有するために、Bidawoneというゲームを毎週金曜日12:00-12:20に開催することになりました。
当初は、コロナ禍でリモートワークになった社員同士のコミュニケーションが疎遠になるのを防止するために始めたゲームでしたが、今ではネットマークス・フィリピンVS. お客さまとの対戦ゲームになりました。そして、2022年10月14日で100回目を迎えます。Bidawoneは、毎回異なるテーマに関する簡単なクイズ形式のゲームです。ゲームに勝つとポイントが加算され、貯まったポイントでカタログから食べ物やギフト券などの商品を選べるようになっています。
このようなゲーミフィケーションでネットマークス・フィリピンは顧客の来訪習慣化に成功しました。

第54回のBidawoneのテーマは「ハロウィーン仮装パーティー」
Bidawoneでお客さまとオンラインハロウィーンパーティー

対面でしていたお客さまとコーヒーを飲みながらの打ち合わせも、今ではオンライン会議です。
そこで、NetGroundsというドリップバッグタイプのコーヒーを作りました。各バッグにITにちなんだ銘柄をつけて10袋1パックにしました。これをサブスクリプション・コーヒーとして3カ月ごとにお客さまに送付し、オンラインコーヒーミーティングを開催しています。こうすることで、対面訪問はできませんが、定期的にお客さまとのコミュニケーションを維持しています。

お客さまへのサブスクリプション・コーヒー:「CTO Blend」や「Cloud Blend」などIT用語とかけている

ITトレンド

コロナ禍以前は、ファイアーウォールやアンチウイルスといった企業内でのみのセキュリティー対策をお客さまに提供していました。パンデミックになってからは、勤務形態がテレワーク(リモートワーク)にシフトしたため、エンドポイントセキュリティーを改めて考えるお客さまが多くなりました。特にランサムウエアには神経質になっています。ネットマークス・フィリピンもFalconのクラウドストライク CrowdStrike、シルバースカイSilverSky、トレンドマイクロ Trend MicroのEDR(Endpoint Detection and Response)などを多くのお客さまに提供するようになりました。

フィリピンのネットワーク事情

フィリピンにも5Gのサービスが拡大していて、私のスマートフォンにも5Gの電波アイコンが表示されます。しかし、通信速度が速いとは実感できません。先日、ネットマークス・フィリピンのエンジニアがシンガポールに出張したとき、シンガポールの5Gは本当に速かったそうです。フィリピンの5Gの通信速度はシンガポールの4G相当だと言っていました(笑)。
 
どうして、これまでフィリピンの通信環境があまり改善されなかったのでしょうか?
フィリピンには、1990年代通信会社が30社ほどありましたが、合併や買収によりグローバルテレコムGlobe Telecom社とPLDT社の2社に淘汰されました。そのため、長年、競争による通信環境の改善がほとんどありませんでした。2020年以降、ディトDITOやNOW Telecomといった通信会社が参入しましたが、シンガポールの5Gレベルまで改善されるにはまだ時間がかかりそうです。

モバイル決済

フィリピンの銀行口座保有率は30%以下で、クレジットカードの保有率は10%にも満たないため、これまでキャッシュレス化が進みませんでした。
フィリピン人の多くは、手元にあるお金を使い果たしてしまうため、貯金はしません。ですから、銀行口座を開設したとしても、残高の少ない口座を維持するのは銀行にとってコストがかかります。そのため、銀行口座を開設には審査が厳しいのです。しかし、コロナ禍の影響で、ECサイトなどでのオンライン決済が増え、電子ウォレット Digital Wallet サービスが急速に普及してきました。フィリピンの店頭などでよく見かけるGCashのようなモバイル決済は、簡単にオンラインで申請でき、審査も銀行ほど厳しくないので、多くの人が利用するようになりました。

社内イベント

フィリピンではおやつタイムのことを「メリエンダ」と呼び、一日のメリエンダの回数が多いんです。出社している間でも、午前中に1回メリエンダ、午後に1回メリエンダ。コロナ禍でリモートワークにシフトする以前は、ネットマーク・フィリピンでは、週に2回お菓子を、週に1回ランチを無料で社員に提供していました。
 
また、フィリピン人はパーティー好きです。誕生日会も盛大に開きます。ネットマークス・フィリピンでも3カ月に1回、社員の合同誕生日会を開催していました。もちろん、クリスマスパーティーも盛大にやっていました。

オフィスのメンバーとランチ会

今は、コロナの影響で中止になっていますが、以前はマニラのマラソン大会にネットマークス・フィリピンチームとして社員5名が毎年参加していました。なぜマラソンなのかというと、ネットマークス・フィリピンの社員の平均年齢30歳前後なんですが、この年齢層の社員が共通してできるスポーツだからです。

日系企業に対して

社員には、お客さまのところに訪問するときには、たとえ対応を急いでいたとしてもあいさつをすること、帰るときにも必ずあいさつをすることを心がけるように指導しています。
マニラは渋滞があるため遅刻することが日常茶飯事ですが、訪問予定時間より遅れる場合には、必ずお客さまに遅れることを連絡するように周知させています。訪問時間になっても現れないと、お客さまを不安にさせてしまいます。それから、日系企業のお客さまには多くの成果物を提出しなければならないので、ドキュメント作成にも重点を置いて教育しています。
 
以上で、ネットマークス・フィリピンの紹介は終わりにします。
これからも、ネットマークス・フィリピンは新しいことにチャレンジし続けます。
何かご用の際には、お気軽にお問い合わせください。

Philip会長(左)とRaymond社長(右)

アジアビジネス通信

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