Cisco Webex Calling導入事例東洋学園大学様
2023年12月11日
- お客さま導入事例
- 設計・構築
- クラウド
- 働き方改革
- テレワーク
学内IP電話基盤をWebex Callingでクラウドシフト
固定電話+スマートフォンで多様な働き方を実現


2007年からシスコのIP-PBXによるIP電話を利用してきた東洋学園大学はこのたび、クラウド電話Webex Callingへのリプレースを実施。固定電話に加えてスマートフォンやPCで場所を問わずダイヤルイン番号が利用できる、多様な働き方を可能にする音声通話環境の実現とともに、PBXをクラウドに移行することで、ハードウエア保守および法定停電に伴う不安も解消。本プロジェクトは、従前環境の構築から引き続き、ユニアデックスが担当した。
-
東洋学園大学石崎 敏弘氏
メディアセンター 部長 -
東洋学園大学松本 由美氏
メディアセンター 課長 -
東洋学園大学栗原 和志氏
メディアセンター 係長
導入前
-
教職員に自席に縛られない多様な働き方を提供すべく、電話インフラの刷新を検討
-
従前は固定機でしか電話に出られず、移動の多い教職員とのやりとりに苦慮していた
-
PBXのクラウド化により、ハードウエア管理や法定停電対応から脱却したい
導入後
-
Webex CallingによりPBXをクラウド化。所有から利用へ、早期の構築を実現
-
機能や運用は大きく変えず、スマートフォンやPCによるダイヤルイン番号での発着信が可能に
-
事前検証を丁寧に行い、キャリア変更に伴う番号ポータビリティーもスムーズに完了
経緯
教職員の多様な働き方推進と機器管理からの脱却を目指し
学内電話基盤をクラウド型PBXにリプレース
東京の中心かつ文教の地である本郷で97年の歴史を有する東洋学園大学。「時代の変化に応える大学」を理念のひとつに掲げる同学では、コロナ禍前の2019 年から教職員のコミュニケーションツールにMicrosoft Teamsを採用するなど、学内のDXを積極的に進めている。
プロセス
丁寧なPoCで懸念点を払拭
従来の機能や運用は極力変えず、スムーズにリプレース完了
同学とユニアデックスは、リプレースに向けたPoC(概念実証)を実施。電話機3台を使い、実用性を評価した。松本氏は当時を振り返り、「PoCでは電話の取り次ぎや代理応答などのユーザー側のオペレーションと、異動などを想定した管理者側の設定変更など、これまで利用してきたIP電話の利点が損なわれることがないか、細かく検証しました。ユニアデックスはその間、きめ細かな対応をいただき、リプレースしても問題ないとの手ごたえを得ることができ、安心しました。機器を設置することなく、こうした本番さながらの実証が行えるのも、クラウドならではの利点だと感じました」と語る。
最終的にWebex Callingを採用した決め手について、石崎氏はこう語る。「いくつかのサービスとの比較も行いましたが、Webex Callingは従来のシスコIP電話との親和性はもちろん、デバイスの対応OSの幅広さも決め手となりました。BYOD端末を利用することが多い教員は、PCおよびスマートフォンのOSや機種もさまざまです。そのため、対応OSの幅広さは選定の上で大きな要因となりました」

効果・今後
PBXのクラウド化で運用・管理性が向上
場所に縛られない多様な働き方を推進
同学では、リプレースに併せて本郷キャンパスの電話機全270台をCP-7821に刷新。教職員が所有するPCおよびスマートフォンにWebex Callingアプリを導入し、各自が自席とリモート環境のどちらからでも外線、内線電話を発着信できる構成とした。
お客さまの評価
本学の環境を理解した上での、的確な支援。DX推進における良きパートナー

妥協のない誠実な対応に加え、運用性も考慮した的確な提案に感謝

15年ほど前に初めて構築支援をお願いしたときから、妥協のない誠実な対応は何一つ変わらず、ますます磨きがかかっています。常に現場での運用性も考慮した的確なご提案をいただき、感謝しています。(松本氏)
質問への迅速な回答に安心感。これからも末永い伴走支援を期待

新たな電話基盤の運用がスタートしてからも、現場からの質問を伝えると、すぐに確認して迅速に回答してくれる。その安心感は大きいです。今後も末永い伴走支援に、期待しています。(栗原氏)
2023年07月取材
Profile
- ※記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
- ※自治体・企業・人物名は、取材制作時点のものです。