BIPROGY、ユニアデックス 企業向けChatGPTと社内情報の連携で業務の生産性を向上

~「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」の機能を拡充~

  • ニュースリリース

2024年05月28日

商品・サービス

BIPROGYとユニアデックスは、お客さまの業務生産性向上の支援を目指し、ChatGPTの業務利用を可能にする利用環境構築サービス「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」の機能を拡張しました。
社内情報のデータ連携機能を追加するとともに、チャット画面UI機能も向上させ、ChatGPTの本格的な業務活用を実現します。さらに、部門単位でのアクセスコントロール機能も追加し、全社規模でセキュアにChatGPTを利用することが可能になります。

背景

ChatGPTへの期待が高まり、業務での活用を試行錯誤する企業や行政機関が増える一方で、質問内容がAIに学習されてしまうような情報漏えいによるセキュリティー課題など、ビジネス活用での問題も顕在化しました。BIPROGYグループは、これらの課題を解決するため、2023年8月から、自社専用のセキュアな環境でChatGPTの業務利用を可能にする「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」を提供しています。

ChatGPTの活用は、試行段階から業務に適用する段階に移行していくことが予想されています。それに先立ち、セキュリティーを担保しつつ、ChatGPTを積極的に業務に活用できるように、2024年4月から、社内情報のデータ連携、その情報の管理機能などの新たな機能を追加し、提供を開始しました。

サービスの拡張内容

(1)社内情報の連携
社内情報を連携させることができるため、ユーザーの質問に対して、社内情報の検索結果を考慮した回答を生成することができます。また、最適な社内情報の活用のため、回答精度を高めるための検証支援を行います。

(2)チャット画面UIの機能を向上
プロンプト(質問文)の共有:あるユーザーが質問したプロンプトを他のユーザーへ共有することができます。個々のユーザーが持つ知識や経験が共有され、組織全体に蓄積されていきます。


履歴管理の向上
:自分の質問履歴の参照が可能です。過去に質問したプロンプトを個人で保管する必要はなく、いつでも確認することができます。


(3)アクセスコントロール機能
社内情報を参照した回答を生成する際に、機密性に応じ、参照を制限したい場合などが想定されます。アクセス管理機能と連携し、部門やユーザーごとに社内情報の参照を限定することができます。また、ユーザーの利用状況監視、不正アクセスの確認、過度なユーザーの利用制限など、情報セキュリティー強化に寄与します。

【本サービスの業務活用例】 

【サービスシステム図】 

今後の取り組み

本サービスは、2024年3月から一部のお客さまやBIPROGYグループ内でも導入しており、検証と改善を重ねて技術と活用方法を研鑽しながら、社内利用で得た知見を本サービスに反映していきます。
ChatGPTの活用が試行から業務への適用段階へと拡大していく中で、社内システムや社内情報との連携が非常に重要となります。今後もBIPROGYグループは、生成AIの技術やシステム構築力に関する知見をもとに、「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」を通じてお客さまの業務生産性の向上を支援していきます。

以上

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