ユニアデックス、三井住友建設の山岳トンネル発破作業をAIにて効率化・自動化する技術の開発支援
~ トンネル発破作業における消孔・装薬作業の効率化 ~
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2025年06月06日
商品・サービス
ユニアデックスは、三井住友建設に協力して、山岳トンネル発破作業の効率化・自動化を図るため、AIを活用した発破パターンの自動選定技術を開発しました。
本技術では、AIにトンネル掘削時における熟練技能士(熟練者)の暗黙知である発破孔の削孔(穴あけ)や装薬時に関わるさまざまなデータを学習させることで、地山状況に適した発破パターンを自動で選定・提案をすることができるようになります。熟練者の技術に沿った発破作業が実施されるため、発破作業の効率化や作業員不足の解消、安全性の向上を支援します。
背景
ユニアデックスは、長年にわたり培ってきたITインフラ構築のノウハウとディープラーニングを活用したAI技術に関する知見を融合し、お客さまのAI活用を支援しています。
今回、三井住友建設の山岳トンネル発破作業に関わる課題である、熟練者の技術の継承について、熟練者の暗黙知をデータ化し、AIに学習させることで地山状況に最適な発破パターンを提案するAIモデルを開発しました。
AI技術の概要
本AIモデルは、AI技術のディープラーニングを用いて開発しており、Azure基盤にWebアプリとして提供しました。アプリ上では、掘削ごとに取得した削孔・装薬データを基に、次の切羽((きりは:掘削面))に適した発破パターン(削孔位置、削孔角度、削孔長、装薬量)をAIが選定します。
加えて、適切な発破パターンを提案することで、トンネル掘削速度の向上、削孔数・装薬量の減少、地山の緩みを最小化し、トンネルの変形や沈下を抑制、地山の損傷を最低限に抑えるなど、熟練工が行っている効率的な発破作業と安全な発破作業を実現します。

今後の展望
ユニアデックスは、今回の開発を通じて製造業のみならず業種・業態を問わない豊富な経験を生かし、お客さまの課題解決に最適なAIを活用し、事業継続や業務効率化を支援していきます。
以 上
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