クラウド型ネットワークサービス「Wrap」導入事例株式会社マッシュホールディングス様
2023年06月06日
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グループ国内拠点と店舗ネットワークを「Wrap」 に全面刷新
セキュアで利便性の高い通信環境の提供とともにデータセンター撤廃による運用負荷の大幅な軽減に成功


「SNIDEL」や「gelato pique」などのファッション事業をはじめ、ビューティー、フード、デザイン、不動産など多岐にわたる事業を展開するグループ各社の基盤を担う、株式会社マッシュホールディングス。同社は今回、グループ国内の全拠点と約500の店舗ネットワークを、ユニアデックスのクラウド型ネットワークサービス「Wrap」に全面刷新。社員にセキュアかつ利便性の高い通信環境を提供するとともに、データセンター撤廃により、運用コストおよび管理業務負荷の大幅な軽減を実現した。
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株式会社マッシュホールディングス北川 浩平氏
情報システム部 部長 -
株式会社マッシュホールディングス小野 紫織氏
情報システム部 課長
導入前
● 経年でDC およびネットワーク経路が複雑化、機器老朽化やシングルポイントへの対応も急務
導入後
●全社ネットワーク基盤にWrapを採用、セキュアで利便性の高い通信環境を提供
経緯
基幹システムの刷新を機に、複雑・老朽化した
DCネットワーク構造の抜本的な見直しを決断
今回のプロジェクトの背景を、情報システム部 部長の北川浩平氏は、次のように話す。
プロセス
国内拠点と約500の店舗ネットワーク基盤にWrapを採用
高いセキュリティー性とストレスフリーな利便性を評価
同社から相談を受けたBIPROGY は、「店舗端末および各拠点とアクセス先システム間にWrap を利用することで、従来のDC 構造そのものを撤廃する」というプランを提案。同社が求める機能要件も満たし、DC 撤廃期限である2022 年秋までの実施も可能と判断され、採用が決定した。
「Wrap(ラップ)」とは、「モノ」「ヒト」「コト」をシームレスにつなぐために必要なすべてを「ラッピング(ひとまとめに)」して提供される、ユニアデックスのクラウド型ネットワークサービス。仮想LTE により、どこからでもキャリアグレードのセキュアな通信で、企業ネットワークにアクセスすることが可能になる。
採用の理由を北川氏は、「Wrap は特定キャリアのサービスや電波への依存がなく、TCP/IP 通信が可能な回線であれば利用可能であることに加えて、通信がインターネットへ露出することなく、閉域SIMと同等の高いセキュリティーが保てる点が魅力でした。そしてなにより、ユーザーである社員が特に意識することも特別な操作も必要とせず、端末を開けばすぐに利用できるストレスフリーな高い利便性が決め手となりました。これは、社員が接客やプランニングなど本来業務に注力できることに加えて、管理者であるわれわれも問い合わせ対応などの業務負荷を軽減できる、非常に重要なポイントでした」と話す。
加えて北川氏は、BIPROGY への信頼感も採用のポイントだったと語る。「当然、今回のプロジェクトにおいて他社との比較検討も実施しましたが、BIPROGYとは過去のEC 基盤構築や今回の新たな基幹システム導入などで長い付き合いがあり、当社の事情や業務を把握してくれていました。そのため、確実に成功に導いてくれるとの信頼感がありました」

効果・今後
運用管理の業務負荷を大きく軽減しながら全社に柔軟な通信環境を提供
経営基盤強化への貢献性も期待
リプレースのための準備も順調に進み、同社は予定通り2022年秋にDCを撤廃。2022年4月1日から、計800ライセンスでのWrap 利用が開始された。
お客さまの評価
グループの総合力を生かした、プロアクティブな情報提供に期待

BIPROGYとはEC 基盤開発時から長いお付き合いとなります。
今回のプロジェクトではテレワーク実行策としてWrapを事前に提案いただいていたことが、結果として大きな成果につながりました。今後もグループの総合力を生かし、変革のヒントとなる先進的な事例やサービス情報などを積極的に共有、提案いただけることに期待しています。(北川氏)
BIPROGYとユニアデックスの連携力に満足。今後も継続した変革への支援を期待

本プロジェクトはDC 撤廃期限もありタイトなスケジュールでしたが、BIPROGYとユニアデックスが連携して支援いただき、無事に完了することができました。これからも引き続き、当社の変革を支援するソリューションの提供に期待しています。(小野氏)
2023年03月取材
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