ユニアデックス 東洋大学へ「クラウド型仮想デスクトップサービス」を提供開始

-学校で不足するパソコン専用教室をクラウドサービスで補完、管理者の運用負荷を軽減-

  • ニュースリリース

2018年11月19日

お客さま導入事例

ユニアデックスは、2018年10月1日から東洋大学へ「クラウド型仮想デスクトップサービス」の提供を開始しました。東洋大学の白山キャンパスでは、1400台程の教育用パソコンを配備しており、FAT-PC、ネットブート、VDIで運用管理しています。東洋大学では、近年パソコンを使った授業の増加やパソコン自習利用の増加によって、パソコン利用環境整備が課題となっています。この課題解決に向けた取り組みのひとつとして、ユニアデックスの「クラウド型仮想デスクトップサービス」を2018年7月に採用し、稼働試験期間を経てクラウド上に200台分の仮想デスクトップを構築し、アクセスできる環境を整備しました。

■東洋大学「クラウド型仮想デスクトップサービス利用環境」イメージ図

【背景】

国内では、18歳人口の減少によりいわゆる全入時代を迎えるなか、各大学は新学部開設や新棟建設、キャンパス統廃合など目まぐるしく変化する環境にあります。また、教育の情報化、業務の効率化が求められる中、IT部門への期待は高まっており、その役割の明確化も課題となっています。

東洋大学では、パソコンを使った授業の増加やパソコン自習利用の増加などにより、パソコン利用環境整備が課題となっていました。しかし、短絡的なシステム拡充は、運用負荷の増加を招き、システム管理を行うIT人材の確保が必要になるなど別な課題につながります。そこで、堅牢なデータセンターで運用される「クラウド型仮想デスクトップサービス」を利用することで、従来は学内のIT管理者や常駐員が行っていたITインフラの維持管理から解放され、多様化、高度化した学内ITニーズへの対応に業務をシフトすることが可能になります。

【特徴】

東洋大学の「クラウド型仮想デスクトップサービス利用内容」は、以下のとおりです。

  • 1これまでキャンパス内に構築していたサーバー機器などのシステム環境は、ユニアデックスが学内よりも耐震性とセキュリティーレベルが高い堅牢なデータセンター環境上に新たに構築しました。
  • 2キャンパス内にはシンクライアント環境のみを設置して学内ネットワーク経由でデータセンターにある仮想デスクトップ環境を利用することができます。システム稼働状況の監視やシステム維持・管理、学生に提供するOSイメージの作成や配信などの手間がかかっていた運用作業も、ユニアデックスが代行することで、管理者の運用負荷を軽減することができます。
  • 3東洋大学は一部の初期費用を除き、月額利用料でサービスを利用できるため、サーバー機器などの資産管理や保守契約更新など事務処理も削減しています。

【今後】

ユニアデックスは、今後も「クラウド型仮想デスクトップサービス」に関するノウハウを活かし、大学をはじめ文教マーケット向けにICTインフラ全般のトータルマネージドサービスを提供していきます。

以 上

【エンドースメント】

今回の発表に当たり、以下のコメントをいただいています。

 

東洋大学 情報システム部 部長 青山 敦史 氏

 

まずは、短納期で稼働していただきありがとうございます。リプレイス対象となったシステムを構築した際には、発注からサービス開始まで、1年近くの時間を費やしました。この間、職員の時間と労力をかけたわけですが、今回の「クラウド型仮想デスクトップサービス」導入では、発注から3カ月程で稼働することができたため、職員の工数を別な業務にあてることが可能となりました。この点においてもクラウド活用のメリットを感じています。

 

当初DaaSに対しては、パフォーマンスやレスポンスに不安がありましたが、ユニアデックスには、本学の別なパソコン教室をオンプレ型の仮想デスクトップシステムにて構築していただき、快適に利用させていただいております。本サービスには、その時のノウハウも含め、これまで蓄積してきた仮想デスクトップシステム構築ノウハウが活かされていると伺っています。そうしたことから、アプリケーションのレスポンス、動画再生にもストレスを感じないサービスを提供くださいました。

 

稼働から3カ月弱になりますが、大きなトラブルもなく利用させていただいております。DaaSの活用は東洋大学にとって、今後パソコン環境整備の足がかりであり、継続した評価を行った上で、その特徴を活かしたパソコン利用環境整備を進めて行く計画です。こうしたことからも、ユニアデックスのサービスには大変期待しています。

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