ユニアデックスとLTE-X 「プライベートLTEソリューション」の開発に関する協業を発表
- 「LTE over IP (LTE仮想化技術)」を活用した新たなネットワークサービスを提供 -
- ニュースリリース
2019年03月27日
事業展開/協業・提携
ユニアデックス とLTE-Xは、LTE-Xの持つ独自のネットワーク技術「LTE over IP(LTE仮想化技術)」によるプライベートLTEサービスと、ユニアデックスの持つ各種ICTソリューションを組み合わせた、「プライベートLTE(Long Term Evolution)ソリューション」の開発に向け、協業を開始します。両社は、今後マルチデバイス・マルチクラウド時代に最適な新たなソリューションの提供を目指します。
背景
企業ネットワークにおいては、クラウドやモバイルなど新たなプラットフォームを活用したIoTをはじめとするDX(デジタルトランスフォーメンション)による価値創出に期待が高まっています。
このような状況の中、Wi-FiやVPNなどの従来のネットワークソリューションのみでは、保有する端末の多様化や各種クラウドサービスの積極的利用において、柔軟性や安全性、運用性などの点で十分な役割を果たすことが難しくなってきました。
両社はこれらの課題に対応するため、プライベート LTEを活用した新たなネットワークソリューションの提供を目指し、協業を開始します。
協業内容
プライベート LTEとは、携帯電話サービスで使われているLTE技術を企業・団体が自営、もしくは専用設備として利用するものです。現在、グローバル市場でも注目を集めており、第三者に干渉されないネットワークとして導入・普及が期待されています。
LTE-Xが開発した「LTE over IP」は、プライベートLTEの構築に際し、ライセンスバンド(注)の取得の必要がなく、通常のインターネット(IPネットワーク)上でプライベートLTEの構築が可能です。
これにより、Wi-Fiやイーサネットなどの物理的な通信媒体に依存せず既存のインターネット上で仮想的なプライベートLTEの構築ができるため、ネットワークの新設や既設ネットワークの改修の必要がなく、コスト面や導入スピード面で大きなメリットがあります。
ユニアデックスは、2018年度よりDXビジネスの取り組みを積極的に進めており、従来のITインフラ(ICT基盤の分析・評価・設計・構築・保守・運用まで)全般にわたるノウハウと、今回の協業による新たなテクノロジーを連携・融合させることで、お客さまのDX戦略の実現を支援します。
ソリューションイメージ
今後の展開
今後、両社は本協業を通じ、プライベートLTEサービスと、各種ICTソリューションやクラウドサービスを連携させることにより、マルチデバイス・マルチクラウド時代に最適なネットワークソリューションを開発・提供していきます。
以 上
- 注)ライセンスバンド
利用にあたって無線局免許を必要とする周波数帯のことです。
ユニアデックスについて
1997年設立。日本ユニシスグループの「インフラトータルサービス」企業です。ICT基盤構築・運用・保守、設備設計・工事などを、ベンダーを問わず高い顧客満足度で提供しています。データセンター、サーバー、ネットワーク、デバイスなどを統合的に取り扱い、ICTインテグレーション、システムマネジメント、ファシリティー、保守サポート、グローバル対応、クラウドフェデレーションサービスなどを軸に、多様なソリューションとサービスメニューで支援しています。さらに、製造業はじめとしたIoT関連サービスやITインフラやIoTのデータに対してAI・機械学習を用いた分析や高度化などデジタルイノベーションに積極的に取り組んでいます。
LTE-Xについて
株式会社 LTE-X(本社:東京都品川区 代表取締役CEO:池田 武弘)は、株式会社ワイヤレスゲート(東証一部、証券コード:9419)の連結グループ会社で、プライべートセキュアネットワーク事業を通じて法人向けに産業用のIoT 通信におけるセキュアかつ低コスト・大容量の仮想的ネットワークを提供しています。
- ※記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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