ユニアデックス、サイバーエクスポージャー管理プラットフォーム「Tenable One」を提供開始

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2024年09月20日

商品・サービス

ユニアデックスは、今後ますます需要が拡大していくサイバーセキュリティービジネスの拡大に向けて、Tenable Network Security(以下、Tenable)とパートナーシップを締結し、サイバーエクスポージャー管理プラットフォーム「Tenable One(テナブル ワン)」を本日から提供開始します。

背景

昨今、企業に対するランサムウエア攻撃が頻発しており、日々新たな脅威にさらされるIT資産に対して、適切なサイバーセキュリティー対策を講じることが経営における最重要課題となっています。しかしながら、ビジネスのデジタル化が進む中で企業のIT環境はますます複雑化、多様化し続けており、企業全体、さらにはサプライチェーン全体での一貫したアタックサーフェスの管理が求められています。

概要

このたび新たに提供を開始する「Tenable One」は、脆弱性管理、クラウドセキュリティー、Active Directoryセキュリティー、アタックサーフェス管理など、さまざまなデータソースを統一して可視化できる、サイバーエクスポージャー管理プラットフォームです。

Tenable One概要図

特徴と機能は以下の3点です。

1)豊富な実績のあるNessus(ネサス)の技術をベースにした脆弱性管理

脆弱性スキャナーツールとして豊富な実績のあるNessusをベースにIT資産の情報収集を行い、資産情報のリスト化と脆弱性情報の可視化を行うことができます。
また、サーバーやネットワーク機器のIPアドレス、OS、サービス内容、バージョンなどを取得し、脆弱性情報のCVE(注1)やCVSS(注2)の提示を行います。

2)発見したリスクの数値化による優先度の提示

CVSSによる脆弱性の深刻度だけでは対策すべき資産が大量に提示されてしまうため、今後28日以内に攻撃が成功するであろう脆弱性を予測し、独自のリスクスコアを提示することが可能です。また資産の重要性をも鑑みた優先付けを数字で提示できるため、対策すべき資産の順番を決めることが可能になります。このような優先度合を示す数字は、日々の脅威情報により変化するため脅威が増した際にはアラートで通知を行うことが可能です。

3)IT資産全体の情報から得られる攻撃経路予測による重要リスクポイントの提示

Tenableが持つ脅威インテリジェンスと最新の攻撃手法の情報により、攻撃者目線で環境の最も深刻な攻撃経路を予測し、対処の優先順位を明示することが可能です。
またExposureAI(注3)により高速分析を実現し、意思決定の支援を行います。
リスクの具体化が可能となることで、脆弱性のある資産の担当部門に明確な根拠を示すことができるため、迅速な対応を促すことができます。

今後の展開

ユニアデックスは長年にわたり「脆弱性診断サービス」を提供してきており、今回のTenableとのパートナーシップ締結により、より広範なエクスポージャー管理のサービス展開を進めていきます。また、リスク低減のソリューションとして仮想パッチやマイクロセグメンテーションなどの提案を合わせて行う予定です。

以 上

エンドースメント

今回の発表にあたり、以下のコメントをいただいています。

Tenable Network Security Japan 株式会社
カントリーマネージャー 貴島 直也氏

サイバー脅威が進化し続ける中、強固かつ予防型のサイバーセキュリティ対策の必要性がかつてないほど高まっています。ユニアデックスとのパートナーシップは、組織がサイバーエクスポージャーにおける可視性を持たないことをリスクとして認識し、そのリスクを低減させるために必要なツールやインサイトを提供するという、当社のコミットメントを証明するものです。

  • 注1:CVE
    Common Vulnerabilities and Exposuresの略。
    「共通脆弱性識別子」と訳され、一般公開されているコンピューターセキュリティーの欠陥のリストのこと。
  • 注2:CVSS
    Common Vulnerability Scoring Systemの略。
    「共通脆弱性評価システム」と訳され、情報システムの脆弱性に対するオープンで汎用的な評価手法・指標のこと。
  • 注3:ExposureAI
    「検索(Search)」「説明(Explain)」「アクション(Action)」というサイバーエクスポージャー管理プログラムの基礎となる、生成AIベースの予防セキュリティー機能のこと。

※記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

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