ユニアデックス、メール上の不審な振る舞いをAIで検知する「Abnormal AI」を提供開始

~従来の対策では見抜けないビジネスメール詐欺への対策を強化~

  • お知らせ

2026年09月09日

事業展開/協業・提携

ユニアデックスは、米国Abnormal AI, Inc.のクラウド型メールセキュリティーサービス「Abnormal AI(アブノーマルAI)」の提供を、本日から開始します。
Abnormal AIは、人を標的としたメール攻撃に対し、送受信者の関係性や過去のコミュニケーション履歴、業務上の文脈などをAIで分析するサービスです。AI技術が急速に進展する中、サイバー攻撃者側が生成AIなどを悪用することで、ビジネスメール詐欺(BEC)やアカウント乗っ取りの手口はますます高度化・巧妙化しています。Abnormal AIは、従来型のメールセキュリティー製品では検知が難しいこれらの脅威を高精度に検知できます。また、悪意のあるURLや添付ファイルを含まない巧妙な攻撃にも対応し、お客さまの安全なデジタルコミュニケーション環境の実現を支援します。

背景

 企業を狙った「ビジネスメール詐欺(BEC)」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した、組織における「情報セキュリティ10大脅威(組織)」(注)に長年ランクインしており、企業にとって深刻な脅威の一つとなっています。さらに昨今では、攻撃者が生成AIなどの先端技術を悪用することで、自然な日本語表現や巧妙な文脈を用いたメールを作成するなど、攻撃手法の高度化が急速に進んでいます。

こうした攻撃では、送信元や文面が正規のメールと見分けにくいケースも多く、従来型のメールセキュリティー製品では検知が困難となっています。
そのため、既知の脅威への対策に加え、人の行動やコミュニケーションの文脈から不審な兆候を検知する新たなメールセキュリティー対策への関心が高まっています。

概要と特徴

サービス概要図:Abnormal AIがMicrosoft 365やGoogle WorkspaceとAPI連携し、受信メールをリアルタイムで解析する構成図。従業員は安全なメールを利用でき、管理者はAbnormal AIを通じてメールの監視、調査、対処を一元的に実施できる。

Abnormal AIは、送受信者の関係性や過去のやり取り、業務上の文脈などを分析し、「その人にとって不自然なメール」を検知します。
さらに、4万以上の分析項目を用いた行動分析により、ビジネスメール詐欺(BEC)のみならず、アカウント乗っ取り、サプライチェーン攻撃などの高度な脅威にも対応できます。
また、Microsoft 365やGoogle WorkspaceとAPI連携するため、メール配送経路の変更や専用ゲートウェイの導入が不要で、短期間かつ容易に導入できます。

1. 「行動分析」と「文脈理解」による高精度検知

過去のメール履歴から送受信者間の通常のコミュニケーションパターンを学習し、平常時から逸脱する不自然な振る舞いを検知します。また、メール本文を文脈レベルで解析し、緊急の振り込み依頼や不自然な対応指示など、攻撃に特有の意図や表現を識別します。

「行動分析」と「文脈理解」の二つの観点からメールを評価することで、巧妙なビジネスメール攻撃に対しても、高い検知精度を実現します。
 

2. 簡単導入・運用効率化

Microsoft 365やGoogle WorkspaceとAPI連携することで、既存のメール環境を大きく変更することなく、スムーズに利用開始できます。ポリシー設定やルール作成の負担を抑え、接続後はAIが自動で学習を開始します。さらに、不審メールの解析や対応、ユーザー教育、レポート作成などを自動化することで、セキュリティー運用の効率化に貢献します。

3. コミュニケーション環境全体の保護

メール対策に加え、アカウント侵害の検知、セキュリティー設定の監査、Microsoft TeamsやSlackなどのコミュニケーションツールの保護なども実施できます。
組織内のコミュニケーション全体を保護することで、日常業務に潜む幅広いセキュリティーリスクの低減を支援します。

今後の展開

ユニアデックスは、Microsoft 365をはじめとするクラウド環境の構築・運用支援や、セキュリティーサービスの提供で培ったノウハウを活用し、お客さまの課題や利用環境に応じてAbnormal AIの導入から運用までを支援します。
今後もAbnormal AIの提供を通じて、お客さまのメールセキュリティー対策の高度化と、安全なデジタルコミュニケーション環境の実現に貢献してまいります。

以 上

注:独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威2026

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