VMware Horizon
真クライアント主義 ~ お客さま環境に最適なワークスペースの実現
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概要・特徴

VMware Horizonによる仮想デスクトップインフラ
仮想デスクトップとは
データーセンターのサーバー上で動作する仮想クライアントから画面を配信して手元の端末で表示する仕組みです。VMware Horizonでは独自の画面転送技術Blast ExtreamによりLAN回線だけではなくテレワークなどの自宅回線、モバイル回線などでも快適な動作を実現します。

ユーザーから見た利用イメージ
VMware Horizonの接続用アプリかブラウザーで簡単にアクセス、仮想デスクトップ環境はいつも使っているWindowsです。モバイルやテレワークのために専用のツールを覚える必要はありません。

セキュリティーリスクの軽減
仮想デスクトップでは、仮想クライアントもクライアントで利用するデータもすべてデーターセンターの中にあり、端末では画面を表示するだけです。持出モバイルPCにデータを保存して紛失するリスクなど従来の仕組みで課題となっているセキュリティーリスクを軽減する事ができます。

フレームワークの種類
仮想デスクトップインフラでは、実行するためのサーバー、クライアント用端末の選定、ルーターやファイアーウォール、負荷分散装置などの通信機器、他要素認証やシングルサインオンなどのユーザー認証の仕組みなどさまざまな要素が関連します。ユニアデックスはインフラトータルベンダーとして、仮想デスクトップ韻塞を取り巻くさまざまな製品をトータルで提案・構築・サポートいたします。

- SecureSuiteV:多要素認証とシングルサインオン
- TrendMicro Deep Security:エージェントレス・エンドポイントセキュリティー
- Palo Alto Networks PAシリーズ:マルウエア対策
- VMware NSX Datacenter:仮想ネットワークによるマイクロセグメンテーション
- F5 Networks BIG-IP APM:VDIの画面転送プロキシに活用
シンクライアント基盤
VMware Horizonで提供される機能とライセンス形態
Standard Term | Advanced Term | Enterprise Term | |
---|---|---|---|
ライセンスの種別 | CCU (同時接続user) |
CCU または Named User |
CCU または Named User |
販売単位 | 10 user | 10 user | 10 user |
Infrastructure | |||
vCenter Standard for Desktop | 〇 | 〇 | 〇 |
vSphere Enterprise Plus for Desktop | 〇 | 〇 | 〇 |
vSAN Standard for Desktop | 〇 | 〇 | |
Desktop | |||
Windows 仮想デスクトップ | 〇 | 〇 | 〇 |
Linux 仮想デスクトップ | 〇 | ||
Windows 物理PCへのリモートアクセス | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリケーション配信 | |||
RDSH | 〇 | 〇 | |
Linux 公開アプリケーション | 〇 | ||
VM hosted Apps | 〇 | ||
Management | |||
App Volumes | 〇 | ||
Cloud pod Architecture | 〇 | 〇 | 〇 |
Dynamic Enviroment Manager | Standard | Standard | Enterprise |
フルクローン | 〇 | 〇 | 〇 |
インスタントクローン | 〇 | 〇 | 〇 |
リンククローン | v7.x 迄 | v7.x 迄 | v7.x 迄 |
Thin App | 〇 | 〇 | 〇 |
VMware Identity Manager | 〇 | 〇 | |
Help Desk | 〇 | ||
REST API | 〇 | ||
User Access and Experience | |||
Workspace ONE Access | 〇 | 〇 | |
Platform Device Support | 〇 | 〇 | 〇 |
Blast Extreme,PCoIP,RDP | 〇 | 〇 | 〇 |
MS Teams 最適化プラグイン | 〇 | 〇 | |
Session Collaboration | 〇 | ||
NVIDIA vGPU Enabled | 〇 | 〇 | 〇 |
Unified Access Gateway | 〇 | 〇 | 〇 |
仮想デスクトップ:VDI:Virtual Desktop Infrastructure

ホスト型アプリケーション:RDSH


組み合わせによる構成
デスクトップ環境はVDIを利用し、一部のアプリケーションはRDSHを利用してライセンスを節約するなど、さまざまな組み合わせでの構成が可能です。
-
VDI + AppVolumes
-
VDI + RDSH
VMware Horizon 環境を構成するコンポーネント

関連製品のご紹介
仮想共有ストレージ:VMware vSAN
VMware vSANは、仮想環境を構成する物理サーバーに搭載したストレージ(HDD、SSD、NVMe SSD)を利用し仮想的な共有ストレージ提供します。
VMware vSANを活用することで外部共有ストレージを用意することなく仮想環境を構築することが可能となるだけではなく、サーバー追加により柔軟にストレージ容量・IO性能の拡張も可能となります。VMware Horizonでは、Advanced 以上のエディションであればvSAN Advacedをそのまま利用することが可能となるため、より安価に仮想環境を実現することが可能となります。

vRealize Operations for Horizon
Horizon Enterprise にもバンドルされるvRealize Operations を利用することで仮想デスクトップインフラ全体のセッション数やキャパシティー分析、アラート情報を管理することが可能となります。

VMwareが提供する働き方改革ソリューション:VMware Workspace ONE
Workspace ONEは、モバイルデバイス管理、シングルサインオン、多他要素認証、VDIや様々なSaaSを統合利用可能なポータル提供などを行うVMwareの働き方改革ソリューションです。
Workspace ONEでは、Application Access、Standard、Advanced、Enterprise の4つのエディションがあり、Enterprise エディションには Horizon Enterpriseのユーザーライセンスを包含しています。VMware Horizon と Workspace ONE を組み合わせることでより包括的な働き方改革ソリューションを利用いただくことが可能となります。
データセンター向け仮想ネットワークソリューション:VMware NSX Datacenter
VMware NSX Datacenter は、VMwareが提供するネットワーク仮想化ソリューションVMware NSX シリーズの中で、特にデーターセンター(及びIaaS上の仮想マシン)ネットワーク向けソリューションです。
NSX Datacenterでは、L2論理スイッチング、L3論理ルーティング、VMware ハイパーバイザーベースでのL4-L7 ロードバランシング、L4-L7ファイアーウォールやネットワークの可視化機能を提供します。VMware Horizon環境では、NSX Datacenterと組み合わせることでクライアント毎、グループ毎に分散ファイアーウォールを利用した細かなセキュリティー設定、セグメンテーション(マイクロセグメンテーション)を利用することが可能となります。また、新規のクライアントセグメントを作成する場合にも、物理スイッチのコンフィグを変更することなく仮想環境と統合されたUIでネットワークの設定を作成・変更することが可能となります。
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure は、Microsoft Azure上にVMware Horizon 仮想デスクトップ環境を構築するVMware が提供するDaaSソリューションです。信頼性の高いVMware VDI環境をMicrosoft Azure上に構成することで、VDI環境で問題となる初期コストを抑えたスモールスタートの実現とMicrosoft Office 365やMicrosoft Azure上に構築された各種サービスと低遅延な通信環境での接続を実現します。
VMwareは、DaaS環境の管理・運用・可視化サービスとなる Horizon Cloudを提供し、お客さまの契約するMicrosoft Azureに接続して仮想デスクトップに必要なコンポーネントを展開します。
サービス
コンサルティング
基盤選定⇒動作検証⇒正式提案といった順でお客さまのご導入までのプロセスをご支援いたします。

クライアントVOA(仮想化診断アセスメントサービス)
vSphere vRealize Operations Managerを活用したVOA(vSphere Optimization Assessment)サービスです。ユニアデックス独自のノウハウを活用し、わかりやすく詳細にアセスメント結果レポートを提供いたします。

保守
ユニアデックスは、マルチベンダーワンストップトータルサポートでシンクライアント環境を構成するさまざまなベンダー製品を一括保守対応いたします。
CADシンクライアント
CAD-VDI を実現するvGPUテクノロジー
従来のCADクライアントの課題

vGPUソリューションによる解決

VDI基盤上のクライアントにCADアプリケーション対応のvGPUを割り当てることで高度なグラフィック作業をシンクライアント化することが可能です。クライアントデバイスはデータセンター上の仮想クライアントの画面を表示しているだけなのでデバイスを選びません。外出先でのプレゼンテーションでは、タブレットやスマートフォンで高度なCADアプリを表示することも可能です。
仮想クライアントとCADデータ管理サーバーなどの周辺サーバーはデータセンター内で通信が行えるため、高速なファイル転送と外部に機密ファイルを持ち出さない運用を実現します。vGPU対応カードはTeslaカード(GPGPU)としても利用可能な為、CAEクライアントとしても運用可能ですが、データセンター上のCAE用サーバーなどを利用する場合も高速な通信環境で利用することで処理を最適化することができます。
NVIDIA vGPU対応グラフィックボードラインアップ

3つのGPU割り当て方法とvGPUのメリット
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GPUパススルー:GPUを仮想分割しない「パススルー」設定も可能
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GPUシェアリング:ハイパーバイザーに割り当てたGPUを共有する従来方式。クライアントからはVM独自GPUドライバーとなる為、CADアプリケーションなどでのドライバー認証は得られない
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vGPU:プロファイル変更でGPU性能を柔軟に変更でき、NVIDIA Quadroドライバーで動作する
NVIDIA GRID によるvGPUの割り当てイメージ

- ※ 2018.12 時点 NVIDIA GRID 5.0 では、vGPUのオーバーコミットは未サポート
※ 記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
詳細は「商標について」をご参照ください。
商品販売元
更新日:2022年04月14日
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