異業種交流アイデア創出ワークショップ「アフターコロナ時代における新しいサービスを考える 5~10年先の未来社会を楽しもう!」を合同開催【未来飛考地図】
- アイデア発想
2021年01月04日
- ワークショップ
未来サービス研究所は2013年の発足時からアイデア発想ワークショップ「未来飛考空間®」を展開しており、新型コロナウイルスの感染拡大が問題となってからはオンラインワークショップの実績を積み重ねてまいりました。そして今回は、企業間コラボレーションと新たな価値創出を支援するバーチャルハリウッド協議会との合同ワークショップ「アフターコロナ時代における新しいサービスを考える 5~10年先の未来社会を楽しもう!」を開催しました。
9社26名という大所帯の参加者を5チームに分割、しかも4時間にわたる長丁場のオンラインワークショップは初めての体験です。そのため関係者での打ち合わせや準備も念入りに行い、ユニアデックスの若手精鋭社員がファシリテーターや書記を担当しました。
大規模ワークショップこそコミュニケーションが大事!アイスブレーク!ということで、ワークショップ開始の30分前からZoomのブレイクアウトルームを複数設定。参加者にはランダムに入室してもらい、雑談空間を開放しました。いきなり知らない人と個室に入って大丈夫かな・・・という我々事務局の心配をよそに、こっそりブレイクアウトルームを覗きに行ってみると自己紹介で盛り上がっており一安心しました。
いよいよワークショップの開始です。まずは未来社会を想起させる新技術紹介の動画を視聴したあとに、未来サービス研究所でもよく利用しているクロストライアルを実施。キーワードの掛け合わせから思いつくビジネスアイデアを、書記さんがオンラインホワイトボード「miro」にてきぱきと書き込みます。
次のステップでは、チームメンバーでディスカッションしながらビジネスアイデアを具体的なサービス案へと落とし込んでいきます。
サービス案がまとまったところで、次なるミッションはワールド・カフェの実施。チームごとに決められた特派員が、他のチームのブレイクアウトルームへ訪問し、サービス案について説明を受けます。そこで一緒になって訪問先のサービス案をブラッシュアップしてもよし、さらに「これは使える!」と思ったら自分のチームに他のチームのアイデアをお持ち帰りしてもOK。チーム間でアイデアのキャッチボールをすることで、サービスの全体的なレベルアップが可能になります。
今回はブレイクアウトルームへの出入りが頻繁なので、Zoomの新しい機能を活用し、参加者それぞれが自分自身で画面を操作しブレイクアウトルームへ移動する方式に挑戦してみました。ホストは各自の移動を見守るだけ・・・のはずだったのですが、ブレイクアウトルームへ移動できない方が数名発生。最終的にはホストの操作で全員無事に入室できましたが、一部の参加者の方には混乱を招いてしまいました。
ZoomをはじめとするWebミーティングツールは頻繁なバージョンアップで新しい機能が続々と提供されますが、大勢で利用する場合はバージョンの足並みをそろえる必要があると改めて認識しました。
他にも、大人数かつ長時間でおこなうオンラインワークショップならではの課題として、システムダウンや仕事の都合でいったん抜けて再接続する方のフォロー、質問やコメントが送られてくるチャットのチェックなどで事務局側の作業が予想以上に煩雑であったことが挙げられます。事前にスタッフ間の役割分担をしっかりしておくことがベストですが、少人数で担当せざるを得ない場合は、デバイスを複数用意して「ワークショップのモニタリング用」「システムに接続できない人の緊急連絡や事務局間の連絡用」などに使い分けることもコツになります。
長かったワークショップも、いよいよ最後のプレゼンタイムを迎えました。お疲れかと思いきや、皆さんプレゼン慣れしているのか制限時間をきっちり守り見事な発表を披露。少子高齢化やIoTなど、今まさに社会課題となっている現象をそれぞれの視点や専門性から分析した完成度の高いサービスが提案されました。
最後は恒例の記念写真をパチリ!
実施後のアンケートでは、回答者全員がワークショップの内容に「とても満足」「まあまあ満足」と答えて頂きました!満足度100%という結果に、スタッフ一同もホッと胸をなでおろしました。「アフターコロナ時代に夢を見られるいい内容のワークショップだった」「テーマ、進め方について得るものは大きかったです。さらにリモート開催という点でも効率的に実施できており非常に驚きました。」「ITにする部分と、人がやる部分とどうデザインするかが大切というお話が印象に残りました」など嬉しいお言葉をたくさん頂戴しました。
いっぽうで、全体進行や説明の手順など運営面での段取りの悪さや、異業種の方ともっと交流したかった、ブレイクアウトルームをもっと自由に出入りできればよかった、などのご指摘も頂きました。これらの貴重なご意見をもとに、より付加価値の高いワークショップをスムーズに提供できるよう、ノウハウを磨いてまいります。
皆さまお忙しいなか参加頂き、ありがとうございました!
未来サービス研究所 ワークショップ実績
2021年01月04日公開
(2021年01月04日更新)
お問い合わせ
お客さまの立場で考えた、
最適なソリューションをご提供いたします。
お気軽にお問い合わせください。