発想の転換以上の創造性を! いま求められる創造的発想力を鍛えるには?
- アイデア発想
2022年11月04日
- ソリューション
経済成長が伸び悩む日本の現状において、健全な競争力を復活させるため個人の創造性、独自性がより問われています。反面、価値の所在が有形資産から無形資産に移り変わっている中での価値創造に悩むことが多い時代になっています。このような状況において、未来サービス研究所でもアイデア発想のワークショップをはじめ創造性を刺激する活動を行ってきました。今回は、独自にアイデア思考法として「ユニークブレインラボ※」を開発し、また経営コンサルタントとしても活動されている株式会社経営技法 代表取締役社長 鈴木俊介氏に「創造的発想力」をテーマにお話を伺いました。鈴木氏とは、コロナ禍になる前から「ユニークブレインラボ」を中心とした研修や勉強会でご一緒させていただき、その世界観のおもしろさに共感しています。創造性とそこから発想される世界の広さを紹介します。
- ※ ユニークブレインラボは、株式会社経営技法の登録商標です。
いまの時代、ユニークブレインラボ開発の必要性とは何か?
小椋:最初に、アイデア思考法として「ユニークブレインラボ」を作ろうとしたきっかけやその背景について教えてください。
ユニークブレインラボの特徴とその効果
一般的に創造性の中で、"複数の組み合わせ"と"異質のものとの出会い"を同義的に言われてますが、ここでは曖昧にしないで、"組み合わせ=構想力"、"出会い=抽象化思考"と分類しています。コンセプト段階は良いが、具体的な形に仕上げる段階においてはこのようなさまざまな着眼点が必要になってきます。そしてこれらは、別な頭の使い方をするものなのです。この4つのアプロ—チで取り組むことにより創造的発想力が鍛えられます。ユニークブレインラボでは、それぞれについて独自に作ったエクササイズが用意され、全体で約60種類ほどあります。
鈴木:発想力や創造力がつくよりも先にこちらの方を皆さんは実感します。これは、人の言うことに対してひとつひとつに腹を立てなくなることです。逆に、自分のアイデアに固執する人がいますが、それはアイデアの数が足りていないからです。いつも100個ぐらいさまざまなレベルのアイデアを出していれば、人のコメントが何も気にならないし、その意見が自分とは違った視点でどんどん膨らませ発展させるきっかけにもなりありがたいです。数多く出すことは多様性を受け入れることでも大変意味があります。
未来予測の思考技術としてのユニークブレインラボの使い方
小椋:未来サービス研究所では独自に未来予測を行っています。その過程においては創造的発想力をとても必要とします。5年ほど前に鈴木さんが講師された未来予測の研修を受けたとき、冒頭に"変化の変化を考えることが重要"と言われたことが印象に残っています。ユニークブレインラボの未来予測での活用について教えていただけないでしょうか?
鈴木:僕は、未来予測の大前提として、たくさんの未来を考えることと言っています。これは多くの人が自分の好む未来を描こうと目指すので未来の答えの可能性はどんどん増えていき、その中で1つの答えを予測することはとても難しくなっています。そこでたくさんの未来を考えるということは、ユニークブレインラボの多くのアイデアを出すことと全く同じなんです。ここでも重要なことは、人が言わないユニークさが求められるということです。ビジネスにおいても差別化ができた時点で勝負が決まるのと同様に未来予測についても他の人が言わない未来を描くことに価値があります。製品開発のアイデア発想とは時間軸が違うだけで思考は同じなんです。
ユニークブレインラボで目指すものとは
小椋:鈴木さん、今日はありがとうございました。未来サービス研究所もユニークさを追求して世の中の変化に貢献していきます。今後もご一緒できることを楽しみにしています。
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