社内アイデアワークショップ「未来妄想サロン~クロストライアルでアイデア発想を体験しよう!」を開催しました

  • アイデア発想

2023年06月29日

  • ソリューション

未来サービス研究所は、発足時からアイデア発想ワークショップ「未来飛考空間」を展開してきました。これまでもお客さまを中心にオンラインで異業種交流のワークショップを開催。未来飛考コンパスや両利きの経営などをテーマに、新規ビジネスの発想(妄想?)を促進するイベントを開催してきました。

最近はフィールドを社内にも広げ、新たなビジネスがどんどん生まれる社内風土づくりを目指し、アイデア発想ワークショップ「未来妄想サロン」を開催しました。

ワークショップの内容

今回は、これまでのワークショップで好評を得ているクロストライアルによるアイデア発想を取り入れたプログラムを用意しました!クロストライアルとは、ランダムに表示されたキーワードを掛け合わせ、そこから新しいアイデアを生み出す方法です(例えば「美術館」×「ドローン」)。

キーワード掛け合わせによるクロストライアルのトークテーマ。美術館とドローンを組み合わせ、「彫刻を360度から鑑賞。ドローンで空中立体アート作成」というアイデアを発想。

このクロストライアルの発想は、ジェームズ・W・ヤングの『アイデアの作り方』を元にしています。この本でヤング氏は「アイデアとは、既存の要素の組み合わせにすぎない」と述べており、このヤング氏の意見を取り入れたのがクロストライアルです。

このような取り組みをすることで新しい「ビジネスの種」が生まれるのはもちろん、頭の体操になり、普段の業務で凝り固まった頭をリフレッシュすることができます。

ワークショップを実際にやってみると…

ワークショップは2022年11月から1月にかけて全4回行いました。参加者の構成は、エンジニア、スタッフ、営業など部署の垣根を超えた多様なものとなりました。クロストライアルの実施にあたって組み合わせるキーワードは、未来サービス研究所が独自に作成したトレンドリストから選択しました。

クロストライアルでは、「労働者減少×SNS」や「エシカル消費(地球に良い消費行動)×SNS」、「宇宙×ドローン」などの多様なテーマが提示されました。それぞれのお題で頭をひねりつつ、あるいは持ち前のクリエイティビティーを駆使して、たくさんの意見が飛び出しました。

それでは、実際のクロストライアルでは、どんなアイデアが飛び出したのでしょうか。たとえば、「労働者減少×SNS」というテーマでは「レトロ・テック」というキーワードが登場し、編み物などお年寄りのスキルをICTの力で必要な人々に届けるサービスなどが生まれました。確かにおばあちゃんの手編みのセーター欲しいです!

やはり、ヤング氏が著作で指摘していた通り、アイデアは「組み合わせ」から生まれるようです!

このように未来妄想サロンは、意外な発想と意外な展開づくしのワークショップとなりました。アンケートでも参加者から非常にポジティブなフィードバックが寄せられました。

  • 掛け合わせのキーワードからの発想を複数人の発想や妄想が繋がりイメージが膨らんでいく→新たな気づきが生まれる感覚が楽しかったです。
  • 全く違う発想を持った人がいることに刺激を受けた。
  • 対話やキーワードから自由に発想することができ楽しかったです。キーワードも近い未来に関する話なので、突飛すぎないところも現実として考えられる範囲な点がよかった。

やはり、キーワードの組み合わせや他の人の意見から、予想もしないアイデアが飛び出すことを楽しんでいただけたようです。また、キーワードをトレンドリストから引用したことにより、突飛であると同時に現実感のあるアイデア発想ができたことも肯定的にとらえていただきました。また、皆さんの満足度の高さは、ワークショップの楽しそうな様子から、運営側として肌で感じていました。

全4回のワークショップを通じて、私たち未来サービス研究所もアイデア発想の機会を提供することの重要性を認識するに至りました。

 
先の見えないVUCAの時代、ユニアデックスはどのようなサービスを提供するべきか?未来妄想サロンの参加者の皆さんは、このような危機意識を抱えている方がほとんどでした。
 
私たち未来サービス研究所のミッションは、「漫然と未来を迎える」のではなく、「主体的に未来を築くこと」です。ユニアデックスがあるべき未来像を見定め、新しいサービスを創造するための活動を私たちはこれからも実施していきます。

  (未来サービス研究所 山田峰大)

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