建設現場での廃プラスチックの循環利用に向けて
iCEP PLASTICSと大和ハウス工業が協働

  • お知らせ

2024年12月23日

事業展開/協業・提携

ユニアデックスが参画する「iCEP(※注) PLASTICS(アイセップ プラスチックス)」は、建設現場での廃プラスチックのマテリアルリサイクルに向けて、大和ハウス工業株式会社と協働を実施しました。
iCEP PLASTICSが提供するリサイクルトータルコーディネートサービスにて、非住宅建設現場で排出される全てのプラスチックを時系列で把握する組成調査を行い、マテリアルリサイクル可能なプラスチックを選定することで、建設土木保安品などへのリサイクルが可能であることを実証できました。

「iCEP PLASTICS」は、大栄環境、資源循環システムズ、八木熊、ユニアデックスの4社により、プラスチック廃棄物などの有効利用による循環型社会の実現を目指して活動する団体です。廃プラスチックの回収から再生樹脂化、成形加工、製品化までを提供できるリサイクルのトータルコーディネートサービスを、2024年2月から開始しています。
 
建設工事現場では廃棄物が混合状態で排出されることが多く、産業廃棄物中間処理施設における選別が困難となるため、そのまま焼却・埋立処分されてしまい、廃プラスチックのリサイクルが進んでいないのが現状です。
この現状の解決を図るため、さまざまな建造物を建設する大和ハウス工業とiCEP PLASTICSの協働により、非住宅建設現場での廃プラスチックの循環利用率向上を目指す取り組みを実施しました。
 
本取り組みでは、建設工事現場での着工から竣工までに発生する廃プラスチックの組成を調査し、時系列で排出量と排出内容を確認しました。この排出内容を踏まえ、品目ごとにマテリアルリサイクルの可否と、建設現場で活用可能な具体的な製造アイテムの検討を行いました。その結果、リサイクル可能な対象品目は、建設現場で利用される建設土木保安品などへのリサイクルが可能であることが判明しました。
 
iCEP PLASTICSでは、本取り組みにより得られた結果を踏まえ、マテリアルリサイクル対象の廃プラスチックのさらなる選定、建設現場で利用できる再生材製品の試作、建設現場と中間処理施設での分別・保管手順の整備などの実証を行い、建設現場でのリサイクルループ構築を進めていきます。
 
ユニアデックスは今後もこのiCEP PLASTICSでの取り組みを通じて、AIを活用した回収サイクルのシステム化を検討し、再生材が資源として循環する社会の実現に向けて貢献していきます。
 
本取り組みの詳細につきましては、以下のサイトをご覧ください。
https://icep-plastics.rcs-dx.jp/information/303/

以上

  • ※注:iCEP = intelligence Circular Economy Platform

関連サイト

「iCEP PLASTICS」Web  https://icep-plastics.rcs-dx.jp/

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