テレワークあるある5 長期化するテレワークに孤独感も...どうしてる?【未来飛考地図】
- ワークスタイル
2020年04月13日
- テレワーク・ハイブリッドワーク
新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした政府による緊急事態宣言を受け、テレワーク人口の拡大と長期化が進んでいます。
今回のテレワークあるあるは、長期化するテレワークを続けている方をケーススタディー形式で取り上げます。ご協力いただいたのは一人暮らしをする30代男性Aさん。テレワークは6週間目になります。
テレワークが長期化していますが、感想はいかがですか?
一日中一人で働いて、仕事が終わった後も一人。Web会議がない日は、一日中声を出さないで終わることもあります。
とくにワンルームで暮らしていると、部屋が狭いせいか、家に閉じ込められたような気分になることもありますね。現在の状況では休日も外出できないので、余計そんな気分に拍車がかかるのかもしれません。
家で仕事をすると閉塞感が出るということでしょうか。
自分は学生時代のころから学校の図書館やカフェで課題をこなしたりすることが多く、家で学習する習慣を作ってこなかったんです。そのためか家で仕事をすることが非常にストレスフルに感じ、慣れるのに時間がかかっています。
仕事の効率面ではいかがでしょうか。
自分の場合は、アイデアを出すような創造性が必要な業務で効率が悪いと感じていますね。人とのコミュニケーションが減少したので、一人で考えていても頭が回らず、会社での作業よりも時間が倍以上かかってしまうこともありました。
あらためて、会社での会議や雑談もある種の刺激になっており、作業の効率アップに寄与していたのだとわかりました。テレワーク中でも、Web会議の後だとアイデアが出て作業効率が上がることがあり、自分の体感は正しかった!と思っています。
そんなテレワークのお悩みを、どう工夫して解決されていますか?
孤独感の解消策としては、業務終了後に両親や友人に電話をするようにしています。ただ気軽に電話などができる相手の数にも限りがあり、友人をたくさん作ってこなかった自分自身の人生を悔やんでみたり(苦笑)。あと仕事の問題や悩みの場合、家族などプライベートな相手では詳細を理解してもらい難いこともあって、物足りなく感じてしまうこともあります。
コミュニケーション不足を補うには?
テレワークを実施するうえでの課題の一つに、同僚とのコミュニケーション不足がよく指摘されます。しかも一人暮らしのAさんの場合、「一日中声を出さないで過ごすこともある」という生活上の孤独感も感じているようです。
人と会話をしないと、口を動かしたり笑ったりして顔の筋肉を動かす機会が減るため「表情筋」の衰えにつながります。表情筋の衰えは頬のたるみやシワを招くといわれており、美容上も要注意です。一日数回鏡の前で笑顔を作ってみたり、Web等で公開されている表情筋エクササイズを試してみてもよいでしょう。
コミュニケーション不足を補うテレワーク支援ツールとしてチャットを活用する動きも盛んになっています。しかし、チャットを使いこなすIT環境が整わないうちに、テレワークを始めることになった方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに筆者もチャットを使っていますが、チャット以外でも、たとえばこんな何気ない「あるある」シーンの会話が職場のコミュニケーション維持につながっているなあ...と感じることがあります。
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Web会議が始まる時間の少し前、全員がそろうまで待ちながらの雑談
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Web会議で誰かに音声が出ないなどのトラブルが発生し、つなぎ直すまで待っている間にかわす雑談
臨機応変にコミュニケーションの機会を確保して、長期化するテレワークを乗り切りましょう!
2020年04月13日公開
(2020年07月16日更新)

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