テレワークあるある番外編 ランチでコミュニケーション! オンライン社食やってみた【未来飛考地図】

  • ワークスタイル

2020年05月18日

  • テレワーク・ハイブリッドワーク

こんにちは!ユニアデックス未来サービス研究所の山田峰大と申します。新型コロナウイルスの影響で家に引きこもる日々、一日中誰とも会わない...なんてこともあるのではないでしょうか。

今回のテレワークあるあるでは「オンライン社食」なるものをやってみました。「あるある5 新規タブで開く 」でご紹介したように、テレワークで同僚とのコミュニケーション機会が減り、孤独感を感じる方が増えています。巷では「オンライン飲み会」が流行していますが、家庭の事情で参加が難しい、お酒が弱いという方もいますよね。またアフター5の飲み会だと終わりの時間が決めにくく、ついだらだらと長時間になってしまう...という声も聞きます。

そこで、お昼休みという決まった時間のなかでオンライン上にみんなで集まり、ご飯を食べながら楽しくおしゃべりするという企画を考えました。いつもと違うリモート・ランチでは何か変化があるのでしょうか。その結果はいかに?

なぜ「社食」?

なぜオンライン「ランチ」ではなく「社食」とあえて銘打ったのか。

それは私たちの会社が、そもそも社食文化が豊かだという事情があります。ユニアデックスが所属する日本ユニシスグループの本社ビルは、駅周辺のにぎやかな場所から若干離れた位置にあり、お昼休みに外に出ると時間がかかってしまいます。さらに、社屋がある豊洲自体も飲食店が少ない傾向にあります。
そのような事情で、社内には規模の大きな社員食堂が三つあり、そこで多くの社員が昼食を取ります。

本社に三か所ある社食の一つ。このひと時をオンラインでも再現したい!

  • 写真は下記NexTalkからの引用であり、写っているのは研究所員ではありません

加えて、社食はサラリーマンにとって重要なコミュニケーションの場です。特に私たちのような研究所の業務は一人で黙々と行う作業が非常に多く、フランクに同僚と会話できるランチの時間をとても大切にしているのです。
在宅で粛々と業務をこなす日々に物足りなさを感じ、「テレワーク・ランチ」的なオンライン社食を実施することとなりました。

どんな感じで進めたか

いきなりオンライン社食をするといってもノープランでは心もとないですよね。顔の見えないリモート・ランチではなおさらです。そこで私たちは二つほどテーマを設定しました。

  • 1自分が食べている昼食をみんなに報告する
  • 2長引くテレワークについての感想を言う

ランチメニューの工夫 ~食事は食べやすく?

各メンバーの昼食はこんな感じでした。

  • 本格インドカレー(Uber Eats初挑戦!)
  • 山椒が効いた麻婆丼(スパイスでテレワークの気合が入るかも)
  • 自家製パンケーキ(家族の愛を感じます)
  • 焼きそばと白ご飯(なぜ白ご飯も?理由は後ほど)
  • 自家製おでん(一人暮らし、昨日も今日も...おでんです)
  • インスタントラーメン(うまかっちゃん。もちろん九州出身です!)
  • うどん(卵入り。栄養に配慮)

基本的には多くのメンバーが、前日の残り物など通常通りのメニューのようでした。麺類を食べる人は音がマイクに拾われてしまうのが気になるのか、あるいは、こぼしてしまうのが気になるのか食後から会話に入る人が多かったように思います。

そして話のネタづくりに、初めてUber Eatsに挑戦してみた人も!
オンラインで話をしながら食事すると、ヘッドセットのマイクなどで食べにくかったりします。そのため、Uberの人はおしゃべりしながら食べやすいように、ちぎって食べられるナンを頼んでいたようです。また、自宅で作ったメニューをお弁当に詰めてこぼさないようにしている方もいました。

オンラインで飲み食いをするにあたってヘッドセットの存在は悩ましいですね。装着していると邪魔になる一方で、外すと音質が悪くなってしまいます。「飲食がしやすいオンライン環境の構築」というのが今後のビジネスチャンスになるかも。

みんなにナンをお披露目。「意外に大きい!」と反響が

~見え隠れする家庭の事情

それぞれの自宅から参加したオンライン社食。本物の会社の社食とは違い、ふだんは見ることのできない家庭での顔が見え隠れしていました。例えば、家族間でどのインスタントラーメンを食べるか打ち合わせ(言い争い?)をしていたために、参加に遅れたメンバーもおりました。

また、夫も子どもも在宅しているというママ社員。ランチ用にと焼きそばを作ったものの、いざ取り分けてみたら家族全員分を満たすボリュームには微妙に足りない!...ので、自分の焼きそばは少しにして、足りない分を冷凍してあった白ご飯で補いましたとのこと。「テレワークあるある2 新規タブで開く 」でご紹介した、家庭のリアルなランチ事情がここにもありました。

長引くテレワークの影響はさまざま

~髪形にひげ...見た目に変化が!

テレワークも長期化したため、メンバーの容姿にも変化が表れていました。髪を切りに行けないため伸びてしまったというメンバーも多く、それぞれ自分で前髪を切るなど色々と工夫をされているようです。なかには無精ひげになっている方も。今回のオンライン社食は、カメラのON/OFFをそれぞれ自由にしたので、変貌した顔を見られなった方もおり残念です!

~皆さんお疲れのご様子

テレワークだと通勤時間もなく、自宅というリラックスした環境で作業が進められるというイメージを持っている人も多いと思います。
じっさいに話を聞くと、皆さんかなりお疲れのご様子でした。なかにはテレワークが終わると疲れがどっと出て、ベッドに直行して寝てしまうという方もいました。
しかし、仕事の後すぐに眠ってしまっていては充実したアフター5を過ごすことはできません。特にテレワークでは規則正しい生活習慣が重要。睡眠のリズムが狂い、「コロナ疲れ」などの心身の不調の遠因にもなりかねません。

~テレワーク疲れの対策は?

そんな現状を打開しようと、さまざまなアイデアも提案されました。たとえば、ラジオ体操!ラジオ体操は全身の400の筋肉を動かす究極の全身運動です。体を動かすと頭脳労働による疲れも吹き飛びますし、テレワークによる運動不足解消にぴったりです。
また、「疲れる」という声がある一方で、テレワークという自宅で働くスタイルに慣れすぎて、ふたたび出社勤務に戻れるのか不安だという声もありました。緊急事態宣言が解除され、通常の勤務が始まった時には、リハビリ的に出社を週1~2回から始めるなどの工夫が必要かもしれません。

最後に ~オンライン社食、これからも続ける?

オンライン社食の終了後、皆さんに感想を聞いてみました。するとほとんどのメンバーから「またやってみたい」と前向きな回答があり、満足度が非常に高かったです。会社の社食で食べていたような、いつも通りの感覚を味わった方もいたようです。テレワーク・ランチでも普通のランチと同じくらいの効果があるみたいですね。

次回やるならいつ頃?ということで開催頻度の希望を聞くと、平均的には二週間に一回くらいでした。また人数が多い場合、WEB会議上にオンライン社食用のチャネルを作り、有志でワイワイ楽しくやるのも良いという意見も出ました。

最後に筆者の個人的な印象になりますが、オンライン社食はすごく楽しかったです!ランチの後は、テレワーク中の孤独が解消され、心なしか生産性も向上したように感じました。会議とも飲み会とも違う感覚で、皆さんとざっくばらんに話せるものも良いですね。

工夫のしどころとしては、対面での食事のように自然発生的に会話が生まれにくいので、話の進行役が必要だと感じました。皆さん、オンラインでの食事会では、ファシリテーターを決めておくといいですよ!

新型コロナウイルスがいつか収束したとしても、テレワークをする機会はこれからも増えていくと思われます。「ランチでサクッとコミュニケーション」、皆さんも同僚と「オンライン社食」を試してみてはいかがでしょうか?

「テレワークあるある」について

ユニアデックスが豊富に有するテレワークのノウハウ・経験をもとに、おもに在宅のテレワーク中に起こりがちな「あるある」をコラムにしました。

2020年05月18日公開
(2020年07月16日更新)

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