「『アイデアは呼吸のようなもの』インフラメンテナンスの現場で新技術を次々と開発する達人に聞くアイデア創出、実用化の心得とは」オンライン異業種ワークショップ「未来妄想サロン」第六回を実施

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2022年07月01日

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2020年11月からオンラインを中心に活動してきた異業種交流ワークショップ「未来妄想サロン」ですが、第六回では初めての会場+オンラインのハイブリッド開催に挑戦しました。
 
テーマはアイデア創出と実用化についてです。未来妄想サロンにも複数回ご参加いただきましたインフラコーディネーターの永田佳文氏を講師にお招きいたしました。
永田さんは道路や橋梁などのインフラを守るために、これまでに無かったさまざまな新製品・サービスを企画し実用化につなげておられます。新しい発想で製品を考え普及させることは容易ではありません。永田さんが何度も新製品・サービスの実用化に成功してこられた秘訣はどのようなところにあるのでしょうか?
 
今回のサロンでは、永田さんのアイデア創出や実用化へのお考え、ノウハウをお話いただき、それをもとに参加者の皆さまとグループディスカッションを行いました。
参加者は、会場8名、オンライン5名の計7社13名。関東、関西、中国地方などさまざまな地域の皆さまに、それぞれ参加しやすい形態でご参加いただきました。

「『アイデアは呼吸のようなもの』インフラメンテナンスの現場で新技術を次々と開発する達人に聞くアイデア創出、実用化の心得とは」

講演「アイデアは呼吸のようなもの」

永田さんからは、これまでに開発してこられた製品例を挙げながら、開発への想いやアイデア創出、実用化のために日頃から取り組んでおられること、時間の使い方、社内をどう巻き込むかなど、クローズドな会ならではの具体的なお話をしていただきました。
 
今回のタイトルにもなっている「アイデアは呼吸のようなもの」というお考えについて、自分の考えを話すことで他者の意見が自分の中に入ってきて、それを繰り返していくことでアイデアの完成度が高まっていく、とお話いただきました。アイデアというと瞬間的なひらめきをイメージしますが、さまざまな方と対話することで時間をかけてより良いアイデアに育てていくことができるのだと気づかされると同時に、そのためには日頃から自分の中でアイデアの種をいくつも持っておくことが大切だと感じました。
 
また、社内を説得し巻き込んでいくためには成功を積み重ねることや当たり前のことをきちんとやって信用を積み重ねることが大切、というお話もとても印象的でした。新しい取り組みはリスクもあり、社内から反対意見が挙がりやすいです。そんなときに過去の実績や日頃の信用が後押ししてくれるということを意識していきたいです。永田さんが誠実に取り組んでこられたことが感じられ、とても勉強になりました。

講演中

グループディスカッション

講演を受けて、質疑応答とグループディスカッションを行いました。
 
グループディスカッションは会場2チームとオンラインチームに分かれて行いました。永田さんからのお話に刺激を受け、印象的だったこと、自身の仕事に活かせそうなことや課題などをチームで共有しあい、チームメンバーの意見からさらに刺激を受けて、どんどん盛り上がっていきました。永田さんも順番に各チームに入り議論を盛り上げていただきました。
 
「夢中になってやれば推進力がうまれる」、「口に出すことの大切さ」、「時間を自分で作ること、優先順位をつけること」など、各チームでさまざまな共感が生まれていたように思います。

グループディスカッションの様子(会場)
グループディスカッションの様子(会場)
グループディスカッションの様子(オンライン)
グループディスカッションの様子(オンライン)

最後は、3グループそれぞれがディスカッションの内容を発表しました。どのグループからも、アイデア創出や事業化に関して前向きで活き活きとした気づきが共有されました。
今回のサロンでの気づきがアイデア創出や事業化への取り組みをさらにブラッシュアップするヒントになっていけば嬉しいです。
 
最後は全員そろっての記念写真を!
永田さんの音頭で笑顔につつまれました(^^)/

全員での記念写真

実施後のアンケートでは、こんな声をいただきました。
 
「『努力は夢中に勝てない』という言葉にハッとさせられ、アイデア創出に取り組むべき初心を思い出しました。」
「異業種の方々とディスカッションを行うことで、視野を広く持ちつつ新規事業を行う際のポイントを理解することができました。」
「講演内容ももちろんですが、ワークショップの運営、ディスカッションの進め方なども勉強になる部分が多く、弊社で行う際にも参考にさせていただきたいと思います。」

一方で、「時間の都合上、難しいとは思いますが、ディスカッションをもう少し深掘りできればさらに良かったと思います。」「講演の見逃し配信があるとうれしかったです。」というご意見もいただきました。時間配分や途中参加の方への情報共有などは毎回悩ましく、試行錯誤しているところです。工夫してもっと良くしていけたらと感じております。
皆さま貴重なご意見をありがとうございました。

今回のハイブリッド開催は、会場はユニアデックスの共創スペース「ACT+BASE@丸の内」、オンラインはZoomで行いました。会場からもオンラインからもシームレスに参加していただける会を目指し、音声や映像のテストを入念に行い当日を迎えました。大きなトラブルなく終えることができ、未来研一同胸をなでおろしております。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

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