松下電工インフォメーションシステムズ、ユニアデックス製品評価業務とiDC事業の全国展開で協業

ニュースリリース

2004年04月01日

 松下電工インフォメーションシステムズ株式会社(代表取締役社長:濵田正博、本社:大阪府門真市門真1048、以下NAIS-IS)、ならびにユニアデックス株式会社(代表取締役社長:福永 努、本社:江東区豊洲1-1-1、以下ユニアデックス)はこのたび、製品の受入検査、評価業務とiDC事業の全国展開などで協業していくことで合意に達しました。

 本協業は、NAIS-ISが重点事業として取り組むシンクライアントソリューション事業とiDC(*1)事業ならびにネットワーク事業に対し、ユニアデックスが全国の受入評価専門組織による製品評価サービスとサーバ・ネットワーク監視やエンドユーザー側のセキュリティ対策をはじめとするMSPサービス(*2)を提供し、サービスを充実させると共にその全国展開を図っていくというものです。

 本協業により、NAIS-ISは、国内および海外から調達した製品を受入検査・評価することで顧客に今まで以上に信頼性が高く安定した製品を提供できるようになります。また、運用管理サービスをはじめとする各種サービスの充実により、iDCを中心としたアウトソーシング事業の全国展開を図っていきます。

 一方、ユニアデックスはNAIS-ISの顧客に対しサービスを提供することで、重点事業のMSPサービスの全国展開を図ることができます。

図 協業のスキーム

背景

近年、パソコン(以下PC)等の端末で利用するアプリケーションを、必要なときにサーバから呼び出して利用するオンデマンド型あるいはASP型と呼ばれるサービス形態が一般化してきました。このようなASPサービスを利用する端末のひとつとしてシンクライアントが注目されています。NAIS-ISは同社の重点事業として位置付けているシンクライアントソリューション事業を推進するために、必要なシンクライアント端末をはじめとする機器、また国内、海外のベンダーから調達するネットワーク、セキュリティなどの機器の受入検査、評価を強化し顧客に信頼性が高く安定した商品を提供する必要がありました。

NAIS-ISでは、この シンクライアントソリューション事業に加え、"アプリケーションの供給拠点"といえるデータセンターの展開と、この設備を利用したホスティングサービス(*3)、ならびにハウジングサービス(*4)を新規重点事業と位置づけています。その事業拡大には、エンドユーザー側まで含めた統合運用管理、ならびに全国へのサポートエリアの拡大が重要なテーマと捉えています。

一方、セキュリティ対策重視のネットワーク構築から運用管理、保守サービスまでを一貫して提供するユニアデックスは、昨年7月に親会社の日本ユニシスから400名におよぶソフトウエアサポート部隊を吸収し、これを含めたMSPサービス事業を積極推進しています。ユニアデックスのMSPサービスは、サーバ管理やネットワーク監視などの個別サービス提供に留まらず、ユーザーのシステム全体を俯瞰した上で問題点を抽出し、コンサルティングを含めたサービスを実施できるところに特長があります。加えて、マルチベンダー対応力と、全国200ヵ所以上のサービス拠点網、ならびに24時間365日のサポート体制において高い実績を誇っています。
NAIS-ISは、こうしたユニアデックスの実績を踏まえ、アウトソーシング事業における顧客価値向上を担うパートナーとして選択、協業に合意したものです。

具体的な協業内容

  1. 製品評価の強化
    ユニアデックスは、東京ベイ開発センター内に受入評価専門組織とファシリティを保有し問題点の抽出、接続性の評価等を実施する体制がある。これを使い、NAIS-ISが国内、海外ベンダーから調達した製品の受入検査および評価を万全にする。また、ユニアデックスの東京,名古屋、大阪地区にある専用ファシリティにてキッティング(*5)を行いNAIS-IS顧客のBTO(*6)に対応する。
  2. iDC事業の全国展開
    NAIS-ISは既に大阪の第1データセンターと津の第2データセンター(バックアップセンター)を運営。今後さらに既存施設を有効利用し、東京の第3データセンターをはじめとして名古屋、広島、福岡など各地でデータセンターを立ち上げ、iDCサービスを利用する顧客を対象に導入、保守、運用管理業務のアウトソーシングサービスをユニアデックスの協力で提供する。
  3. ホスティングサービスを利用できないユーザー向けのアウトソーシングサービスの展開
    情報システム等の運用管理を自社施設内で行っている全国の企業に対し、そのサーバ管理、ネットワーク監視、IT資産管理等をNAIS-ISのサポートセンターとユニアデックスで遠隔監視するサービスを含めて提供する。
  4. NAIS-ISのホスティング、ハウジングサービスの充実
    従来、ホスティングおよびハウジングサービスはプラットフォームの運用管理に留まっていることが主流となっている。しかし、本協業では顧客の負荷軽減を視野に入れ、エンドユーザー側(クライアントPCなど)まで含めたワンストップ運用管理に拡大させてサービスを提供する。また、協業する中で技術協力を進めてゆく。
  5. SSP(ストレージ・サービス・プロバイダ)・ネットワークセキュリティビジネスの全国展開
    NAIS-ISの大阪IDCと東京、名古屋の各顧客とを結ぶ高速ネットワークを利用したディザスターリカバリー(災害復旧)ソリューションおよび、SSL-VPN、インターネット認証、ウイルス駆除等の各種セキュリティーソリューションの構築・販売をNAIS-ISとユニアデックスが共同で展開する。
    なお、今回の協業は、ユニアデックスとNAIS-ISによる信頼性の高い商品の提供とMSPサービスの提供という第一フェーズであり、第二フェーズでは、新技術・新サービスへの取り組みでの協業化を行い、今後とも協業体制をより強化していきます。

(*1) iDC(インターネットデータセンター):
サーバを設置する堅牢かつ安全な施設(ファシリティ)とそのサーバをインターネットに接続するための通信回線を提供するビジネス拠点のこと。

(*2) MSPサービス:
Management Service Provider。運用・保守まで手がかけられない企業を対象として提供されるサービス。本来は、企業情報システムのうち、電子商取引サイトなどWEBシステムの運用管理サービスを主に提供すること。

(*3) ホスティングサービス:
ユーザが要望するサーバ関連等をデータセンター内で提供(レンタル)し、そのサーバ関連を安全に管理運用などをするサービス。

(*4) ハウジングサービス:
ユーザーが所有するサーバなどを、プロバイダーの施設に持ち込み、管理を委託するサービス。

(*5) キッティング
PCを使用できる環境まで組上げる作業です。通常はPC初期展開時やPC更新時に行われ、作業内   容はコンピュータ名の付与・ネットワーク環境設定・ソフトウェアインストールなど

(*6) BTO:Built To Order
受注生産方式、すなわち、顧客から注文を受けてから製品を生産する方式のこと。パーツの組み合わせを指定してオリジナルのPCを注文することが出来る。パソコン直販メーカーのDell Computer社がこの方式で成功を収めたため、多くの大手コンピュータメーカーがこの方式を採用し始めている。

* 本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

松下電工インフォメーションシステムズ株式会社は、1999年2月に松下電工の情報システム部門が分社独立した会社です。コンピュータ専用ビル(IDC)と東京・中部・大阪を結ぶ2.4Gbpsの高速ネットワーク「METRONET」を核とした全国ネットワーク網を保有しています。この巨大インフラを強みとして情報システムのコンサルティングから構築・運用までを幅広く手がけるIT総合会社です。常にお客様第一主義のもと、メーカーにこだわることなくマルチベンダー対応でお客様の課題解決に最適なソリューションを提供しています。IDCにおけるSAN構築においてもIT動向を見極め、その時々で最適なものを採用してきており、結果としてマルチベンダー環境となっています。今後は保有のITインフラを活かし、ディザスタリカバリサービスも提供していきます。

※ニュースリリースの内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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